「父は寝たきり、母は認知症の両親を介護する60代女性。仕事を辞め、昼も夜も24時間付きっきりで、両親に添い寝までしているのに、夫も2人の娘も無関心を装いで何の協力もしてくれない。夫は早朝から畑に出かけ、大量の野菜を持ち帰る。娘たちは野菜を食べず、近所に配っても解消できない。介護と野菜に追われ人生を終わりたくない。どうしたらいいですか。」
どれほど過酷な状況にいるか想像を絶します。両親の介護を昼夜問わず一人で担い、誰の助けもない中で心も体も限界を迎えています。ご主人や娘さんたちの無関心、協力のなさ、さらに野菜の処理という日々の小さな重荷さえ、もう背負いきれないのは当然のことです。まず、あなたが「助けを求めること」は決して弱さではなく、あなた自身を守るための第一歩です。
地域包括支援センターやケアマネジャーに相談し、訪問介護やショートステイ、デイサービスなどの介護保険サービスをぜひ使ってください。お母様もお父様も、あなたが倒れてしまえば介護が続けられません。介護を「手放す」のではなく、「分担する」ことに考えを切り替えることが重要です。一人で背負うのではなく、第三者に助けを求める勇気を持って下さい。
ご主人や娘さんに「もう限界だ」と具体的に伝えてください。感情ではなく、事実として冷静に話すことで、家族も事の重大さに気づくかもしれません。野菜の処理も同様で、「私はもうできない」と明確に伝え、夫自身が配るなり処理する責任を負うべきです。そして何より、「あなた自身の人生を取り戻す時間」を少しずつでも確保してください。
30分でもいい、散歩する、カフェに行く、本を読む、自分のための時間は心のビタミンです。孤独を抱え込まず、介護者の集いや相談窓口も積極的に利用してください。どうか、あなたが「ひとりではない」と感じられる日が、近く訪れますように。あなたの命と人生は、ご両親の介護以上にかけがえのないものです。
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