義母が「カギ」をかけ忘れないための衝撃の行動2023

義母は公園に咲くアジサイに「生きる」を投影2023

92歳の義母は、気分がいい早朝20m先の公園に杖を突いて、

一周100メートルの公園を一人で散歩します。

今の時期、梅雨どきの青や白、紫のアジサイが咲き誇っており、

初夏を告げる、季節感に浸っていたのかも知れませんが、

義母は、その季節感をそのまま、摘んで帰ってきてしまいました。

妻は、部屋に飾ってある一輪のアジサイを見て、

買ってきたものではないと思い、

「それ、どこで?」と、義母を問いただしました。

義母は、「公園で」と一言。

妻は驚き「えぇー?公園の花、摘んだらダメでしょう!」

「公園の花は、みんなのものだから摘んだらダメよー!」

義母は、以前にも道端の草花を摘んで、花瓶にさしていたことがあり、

「不衛生だし、花は花屋さんで買って!」と言ったことがあった。

妻が呆れながらも、注意してから3日後、義母はまた摘んできた。

1回目は、鮮やかな青々として大きな花だったものの、

2回目は、つぼみを摘んで帰ってきた。

妻は、「お母さん、ダメって言ったでしょう!」

「何で、取ってくんのー」

「取ってきたら、泥棒だよー」

「誰が見ているか分からないよー」

「近くの花屋さんで、いくらでも買えるんだから、もう止めてよ!」

義母は他愛の無いことと、思っていたかも知れませんが、

正義感の強い妻にとっては、大きな衝撃だったようです。

義母は、腹正しく思い、捨てに行こうとしましたが、

「折角、摘んだから」と言って、仏壇に供えることにしました。

妻は、「どうしたらいい?」と聞いてきました。

私は、

「捕まるまで、そのままにして置いたら良いんじゃない」

「無責任な言い方に聞こえるかも知れないけど、

超高齢者だけど、いっぱしの大人だしねぇー!😄」

「警察が来たら、正直に盗りました」って、

正直に認めれば、初犯で注意で済むだろうしね・・」

「ただし、窃盗罪は10年以下の懲役又は50万円以下の罰金」

ってことを、伝えた方が良いんじゃ無い!

「昔とは違って、せちがらくなってきたから、

「今どき、スマホで撮って警察に届けるからねー」

「わる気がなくても、捕まるよって、言った方がいいよ!」

いつも行く花屋さんは、公園より近いが反対方向にあり、

早朝に散歩するとき、当然ながら店はまだ開いていません。

妻は、「植木鉢買ってこようか?」と提案しましたが、

以前、バラの苗木を、義母に捨てられたことや、

仏壇に枯れた花があっても気にしない性格に、

鉢植えを買ってきても、同じ運命をたどると思い諦めました。

一方、義母の行いを全く理解できない訳では無いと思っていました。

花屋の花と、公園の花とでは生きるエネルギーが違っていました。

花屋の花は、人の愛情と技術によって生かされていますが、

公園の花は、自分の力でたくましく美しく生きています。

貝かぶりかも知れませんが、その逞しさと美しさに義母は共感し、

愛おしさのあまり衝動的に持ち帰ったのではないかと思いました。

公園の周りにはいくつもの草花が咲きますが、

アジサイに、美しく生きる姿を投影したのかも知れませんね😄。

義母が「カギ」をかけ忘れないために衝撃の行動2023

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