義母が「カギ」をかけ忘れないための衝撃の行動2023

「今日も何もできなかった」とぐちる高齢の母への接し方

70歳からの始まり

読売新聞[人生案内]に、80代の母と一緒に働く娘が、ネガティブな母の言動にどう接したらよいかとの相談を見ました。外出しているのに「今日も何もせんと終わった」とため息をつき。料理が好きで近所にお裾分けして「おいしい」と褒められたのに「こんなことしかできない」と卑下し。「あの人は色白できれい」「あの人は字が上手」と羨む。
そんな時、幼少期から他人と比較し傷ついた母のことを思い出す。最近では、意見が異なると「結婚してないから」と話を遮ってしまう。言い返すのもかわいそうと黙ってしまう状況を改善したい。

80代の母と一緒に働きながら、日々こぼれる否定的な言葉に疲れてしまう。相談者の苦しさは、単に「母がネガティブだから」だけではないのでしょう。幼少期から他人と比較され、傷ついてきた記憶が、今の母の言葉と結びつき、胸の奥を何度も刺激してしまうのだと思います。

解決策として、「気にしない」「忘れよう」と意識をそらす方法もあります。しかし、人の心は不思議なもので、忘れようとするほど、その言葉が頭に残ることがあります。耳に入った小さなトゲを、無理に押し込めるほど痛みが増すようなものです。

だからこそ、もう一つの道として、母と真正面から向き合う姿勢を持ってみてはどうでしょうか。ただし、戦うのではありません。言葉の流れを少し変えてみるのです。

例えば、母親が「今日も何もせんと終わった」とため息をついたなら、「でも今日も元気に過ごせたね」と返してみる。「あの人は色白できれい」と羨めば、「でも、お母さんはよく笑うから、一緒にいる人は安心するよ」と伝えてみる。「あの人は字が上手」と言われたら、「今から習っても十分楽しいよ。新しいことを始めるのに遅いことはないよ」と背中を押してみるのです。人は、長年の口癖や考え方を急には変えられません。けれど、会話の“出口”を変えることはできます。

これは、曇った部屋の窓を一気に壊すのではなく、少しだけ開けて空気を入れ替える作業に似ています。閉め切った部屋では、湿った空気がこもり続けます。しかし、小さな隙間でも風が通れば、空気は少しずつ変わっていきます。母の言葉を真正面から否定するのではなく、別の風を送り込むように返してみる。その積み重ねが、親子関係の空気を変えることがあります。また、「高齢の母だから言い返すのはかわいそう」と黙り込むだけでは、相談者の心の疲れが積もっていきます。親子であっても、本音を交わせる関係は大切です。遠慮だけの優しさは、ときに自分を苦しめます。

もちろん、母を変えることだけが目的ではありません。むしろ、自分自身が母の言葉に飲み込まれないための練習なのだと思います。嫌なことから逃げ続けると、心の中で存在が大きくなります。しかし、少し勇気を出して向き合うと、「思ったほど怖くなかった」と感じる瞬間があります。

鳥が空から地上を眺めるように、親子の関係を少し離れた場所から見てみてください。「また始まった」と苦笑できる余裕が生まれると、母の言葉に心を支配される時間は減っていくでしょう。

母親もまた、誰かと比べられながら生きてきた一人の人間なのかもしれません。そして相談者は、その連鎖を終わらせる側に立てる人なのだと思います。

義母が「カギ」をかけ忘れないために衝撃の行動2023

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