義母が「カギ」をかけ忘れないための衝撃の行動2023

家でできる義母への本当に必要なサポート2023

義母とのつき合い方

医業経営コンサルタントの継続研修の中で、最も印象に残ったのが、

「介護を受ける人の気持ちを理解する」でした。

その、一つの手段として、

介護従事者自らが、下痢便になるよう前もって体調を崩し、

オムツをして、手足をベッドに拘束してもらい排便することでした。

オムツからはみ出た生暖かい便が、お尻の周りを這い、

パジャマと布団の温もりの中で、腰から背中にかけて生暖かさが浸潤し、

自ら排泄した便の悪臭に、自尊心も威厳も崩壊。

ただただ情けなく、惨めさに耐えるしかない体験談は衝撃的でした。

介護は、使命感だけでは無理・・・まさに、壮絶な世界だと思いました。

自宅においてどれだけバリアフリーや介護ベッドを整備しても、

来る日も来る日もそれでは、自分にはとうてい無理だと思いました。

幸い、要介護1の92歳義母は、

一人で食事ができ、

一人でトイレに行き、

一人で入浴もでき、

階段を毎日何回も上り下りできる、元気な健康老人です。

それでも。妻が義母に手を添えていても、チョットでもバランスを崩すと、

150センチにも満たない小柄な老人を1人で支えることは出来ません。

妻も一緒に倒れてしまいます。

義母が健康老人でいるには、何が出来るか悩みましたが、

身近に、一緒に、規則正しい生活を送ることが最善だと行きつきました。

しかしながら、妻は何をしていても義母が気になって仕方ありません。

「誤嚥性肺炎」を心配し、小さく切ったり、刻んだりして、

すすらないよう注意しますが、義母はすすることは止めません。

「感染症」を心配し、手を洗う習慣をつけようとしますが、

長年の習慣を改善することは困難です。

「熱中症」を心配し、飲み物をどれだけ摂取したか、

また、快適な室温になるようエアコンの温度管理をしますが、

寒さには敏感でも、暑さに鈍感な義母にはお節介なことのようです。

義母の何もかもが二言目に、「忘れた!」の一言で落胆する妻に、

結婚して45年間、「お義母さん、何も変わってないよ!」と言いますが、

妻は、親子の絆から義母との距離感を縮めていきます。

とくに、義母は衝動的に行動するため、気が気でなりません。

そのため、義母の一挙手一投足に意識がいき、口数が増えてしまいます。

一方、義母は注意されるとシャッターを下ろし、

聞く耳を持たなくなります。

義母は、92年間生き抜いてきた現実から、

今更ながら、習慣を変える気も、その必要性も感じていません。

親子どいえども、それぞれが違う経験と知識を得たことにおいて、

人と人が一緒に暮らすことは、より難しくなってしまい、

その違いを認めるには、努力と勇気が必要です。

血が繋がっていれば、なおさらのことですが、

それはそれ、これはこれと考え、行動することが何よりの解決策になるようです。

家族が家でできる本当に必要なサポートは、

ご飯を食べされることでも、

オムツを替えることでも、

入浴させることでも無く、

これまでの生き方を尊重し、是々非々で向き合うのが一番の

サポートかも知れないと思いました。

子供にとって親は、乗り超えなければならない最初のハードルであり、

同じ時代を切磋琢磨し生きる仲間の1人として捉えることが良いようです。

義母が「カギ」をかけ忘れないために衝撃の行動2023

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