義母が「カギ」をかけ忘れないための衝撃の行動2023

義母が温度計をカバンにしのばせ医者に行った2023

義母とのつき合い方

92歳の義母は要介護1の認定を受け、週2回デイサービスに行っている。

施設での機能訓練やレクレーション、日々の健康状態を確認するため月1回、

ケアマネジャーが自宅を訪問し、本人と家族を交え聞き取りを行っている。

この日も午前11時に、八木ケアマネジャーが来る予定だった。

8時30分ごろ1階の方から「ドスン!」という音がしたので、

義母が外出したことが分かった。

薬が少なくなってきたので、医者に行ったようだったが、

診察を受け処方箋を貰って、薬局に行って帰ってくるには、

手押し車で500mの距離を行き来するのは92歳には慌ただしい。

玄関で音がしたので、義母の部屋に行ったら、

温度計が無いことに直ぐ気付いた。

「いつも、身体の芯から寒い」という部屋の温度を何度もチェックしていた。

高さ1mのタンスに、幅7㎝高さ15㎝の温度計を置いていた。

箪笥の後ろに落ちたのか?

置き場所を変えたのか?

探しても見つからなかった。


「お母さんの部屋の温度計無いよ!」と、妻に聞いた。

妻は、「知らな~い」の一言だった。

妻は、「お母さん、医者に行ったから、もうすぐ帰って来るよー!」

間もなく義母が帰ってきた。

妻が、「温度計あったよ!」と叫んだ。

私は、「何処に?」

妻は、「お母さんが、持って行ってた!」

私は、「温度計を?」

「何でー?」

妻は、「時計の、代わりだってー」

私は、「時計の代わり?」

私は、「普段から使っていないのに、何で今日に限って?」

妻は、「知らな~い」

義母は、11時のケアマネジャーのアポイントメントに間に合うよう、

腕時計代わりに、温度計を持って行ったようだった。

義母は、月曜日と金曜日の午後からデイサービスに行っているが、

デイサービスに通い始め8年になるが、

一度たりともデイサービスに行く日を忘れたことが無い。

デイサービスの当日12時にかかって来る送迎時間にも、

迎えにくる10分前には、カバンを持って玄関で車を待ち構えている。

1分たりとも遅れたことが無い正確さだ!

考えてみると、義母は時間に几帳面だったようだ。

「出かけるときは、家の人に必ず声をかけて下さいね!」と、

ケアマネジャーから、たびたび指導を受けている。

デイサービスは完ぺきでも、家族へは面倒なのか意識は低い。

結局、義母はケアマネジャーの面談に遅れないよう、

細心の注意を払って、温度計を時計代わりに持って行った。

ヒザ痛ッの義母の悲鳴を人感センサーで身体測定2023」でも紹介したように、

階段を上り下りできる義母は、体力だけでなく社会性も完璧だった。

改めて、今どきの92歳は偉大だと!と思った。

時間を重視することは、自己管理ができている証拠でもある。

参考資料:【医師監修】認知症の中核症状|代表的な6つの症状と治療方法

だから、カレンダーにスケジュールを書かなくても、

週2回のデイサービスは、しっかり心に刻まれ忘れること無く、

時間に遅れることもないのだった。

止まっていた腕時計3つ、直ぐに修理に出しました😁


義母が「カギ」をかけ忘れないために衝撃の行動2023

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