「今日、何が食べたい?」と妻が聞いてきます。
「お寿司、焼きそば、カレー」と続けると、
「えぇーー」と 不満そうな声、
「だったら、聞かなきゃいいのに!」と思いながら、
食べたいものが浮かんでこない。
少したってから、少しでも妻の手を煩わさないようにと、
「弁当でいい!」と、無頓着に答えることが多くありました。
60台後半の高齢夫婦と、92歳の義母が健康でいられるのは、
妻の手料理のお陰だと、日々感謝しているものの、
「美味しい!」と表現する以外、何の行動もしていませんでした。
一方、妻から「何がいい?」と聞かれるごとに、
「今日は何もしたくない」という、サインかも知れないと思いながらも、
知らん顔で通してきました。
今思えば、「〇〇でも作ろうか!」と、
日ごろの労をねぎらい言うべきでしたが、いつも適当に繕っていました😅
この無関心さは、食事だけだったのかと、自問自答しながらも、
妻が突然、朝食の話を持ち出しました。
「友達の家では毎朝それぞれ、自分で食事を作って食べている!」
「うちでも、そうやってみてはどう!?」という提案でした。
「え、ぇ~~!」浴室もトイレもピカピカにしているのに、
「これ以上?」と・・・と一瞬弾けそうになりましたが、
「自分には、出来ないことは何も無い!」と言い聞かせ、
日ごろの感謝と労をねぎらのは今だと思い快諾しました。
一方、最近、食への関心が低くなっていると、感じていたこともあり、
何かにチャレンジしたい気持ちがくすぶっていたので、グッドタイミングでした。
もしかしたら、68歳の漫然とした生活にメリハリがつき、
意欲回復のきっかけになると、遊び心に火がつきました。😅
早速、今まで自分で作ったことがる朝食を思い浮かべると、
トーストにジャム、シナモン、ガーリック、小豆餡を塗ったり、
卵焼きとピーマンを挟んだエッグトーストや、フレンチトーストくらいでした。
さすがに毎日となると飽きると思い、YouTubeから朝食メニューをリサーチしました。
出されたものは無も言わず何でも食べるのに、自分で作るとなると話は別です。
自分は何を食べたいのか、自問自答を繰り返し情報収集にのめり込んでいきました。
次第に、何でも出来そうな気になって、楽しみになってきました😁
クロックムッシュ、エッグベネディクト、バニラソースのパンケーキ、
オレンジ風味のパンペルデュ、スクランブルエッグトースト、
ブルーチーズのいちじくデザート、焼き桃、クロックケーキ、バナナケーキ、
かぼちゃケーキ、梨のキャラメリゼパウンドケーキ、
プヂンケーキ、パイナップルケーキ、梨のコンポートケーキ、
ベイクドチーズケーキ、フォンダンショコラなど、
次々と三国シェフのレシピをコピーしました。
味は3回で決める。
火加減を調整することで、どんな料理でも作れそうに思えました。
料理も、段取り8割でした。
三国シェフの動画から、一言一句を記録し実践しました。
何を作っても、最高の出来栄えで、店が出来ると思いました😅
68歳はすでに高齢者なのか?
納得できないままに意欲が回復していくのがわかりました。😄
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