義母が「カギ」をかけ忘れないための衝撃の行動2023

40代の自分へ!沈黙の臓器 妻のC型肝炎治療とその闘病記

40代の自分へ!

肝臓が「沈黙の臓器」と言われるように、何となく体がだるい、何となく疲れやすい、食欲がわかない、といった症状が妻にもありました。肝炎ウイルスの検査の結果、C型肝炎にかかっていることが判明しました。

C型肝炎ウイルス(HCV)は、潜伏期間が2~14週間で急性肝炎を引き起こすことがありますが、多くの場合、感染しても自覚症状がなく慢性肝炎に進行します。感染者の約30~40%が20年以内に肝硬変に進行し、さらに7%が肝がんを併発するリスクがあります。妻も2000年にC型肝炎と診断されてから20年を迎えた2020年に症状が悪化しました。

特に、手のひらの赤み、身体の黄疸、むくみ、お腹の膨張、鼻血の頻発、出血の止まりにくさなどの症状が現れたら、すぐに検査を受けることが重要です。

初診から投薬終了までの、妻の治療スケジュールです。

2019年11月26日:初診、検査

2019年12月6日:C型肝炎診断、CT検査予約

2019年12月10日:CT検査実施

2019年12月11日:診断書作成

2019年12月12日:治療申請書提出

2019年12月23日:再診、検査

2020年1月18日:再診、検査

2020年2月3日:治療受給申請承認

2020年2月6日:治療開始、マヴィレット処方

治療中、マヴィレット錠の飲み忘れに対する警告がありましたが、自然災害があった時の薬の供給が不安だと思い、担当医師に8週間分全ての処方を依頼しましたが断られました。また、調剤薬局に対しも、薬の在庫確保を依頼しましたが断られました。飲み忘れより地震等の自然災害で物流が途絶えるリスクの方が高いと思いました。医師及び調剤薬局に口頭とメールで、要望を依頼し記録を残すことをお勧めします。

2020年2月20日:服薬2週間後、検査値は全て標準値

2020年3月5日:検査値は全て標準値、4週間分の処方

2020年4月1日:8週間の服薬終了

2020年4月2日:再診、検査値は全て標準値

その後も定期的な再診と検査が続きました。

日本では約百万人がC型肝炎ウイルスに感染しており、毎年3万人が肝がんを発症しています。現在、インターフェロンを使わない飲み薬のみの治療(インターフェロンフリー)が主流となっています。治療費は月額1~2万円で、マヴィレット錠は8週間で約310万円かかりましたが、医療費助成制度により個人負担額は低く抑えられています。

肝炎治療の手続きは、❶肝炎治療受給者証交付申請書と❷肝炎治療の診断書を住んで居る地域の保健所等又は区役所に申請します。申請書類は都道府県のホームページからダウンロードするか役所に行って入手できます。診断書は全国6,687名(2018年10月)の肝臓専門医でなければなりません。❸申請者と世帯全員の住民票と、申請者と全員の市町村民税の❹課税年額証明書または非課税証明書と❺健康保険証等の写しの添付が必要です。但し、課税年額証明書または非課税証明書はマイナンバーを記載すれば2つの資料を添付する必要はありません。「受給者証」の交付には1.2ヵ月かかります。わが家でマイナンバーカードが役に立った最初の事例でした。

肝臓は体内で最も大きな臓器で、多くの重要な機能を持っていますが、その機能が10分の1くらいにまで落ちても顕著に生活に変化が出ないので、かなり悪くなるまで症状が出ません。そのため診断が遅れてしまいます。肝炎ウイルスは肝臓の健康に大きな影響を与えるため、早期に検査を受け、陽性の場合は早急に治療を受けることが重要です。皆さんも、早めに検査を受け、肝臓の健康を守りましょう。

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