退職後、妻と共に全国の温泉地を巡り、隣接するゴルフ場でプレイすることを夢見ていました。その準備として妻の足腰の筋力アップを目的に、宮城、岩手、秋田の栗駒山を皮切りに各地でトレッキングをしました。
トレッキング前に履くだけで筋力アップできるシューズに出会い、その効果に感動したことを覚えています。弓のように反った不安定な靴底のシューズは、直進性が高く、身体の姿勢を制御し、下半身を強化するものでした。真っ直ぐ立っているだけで、足の筋力を鍛え、歩き出すと背中を押されるように前へ前へと足が運ばれます。しかしながら、余りにも長時間使用したことで、妻が変形性膝関節症を発症しました。何人もの医師からシューズが原因であることが判明し使用を止めました。
ハリ治療やリハビリも試みましたが、その効果は限定的でした。最終的にはiPS細胞による再生医療も検討しましたが、成功率が担保されておらず断念しました。現在、スクワットやプランクなど自宅でできるトレーニングを毎日続け、着実に筋力アップを図っています。日々の生活で最も身体の負担が大きい台所ではドクターマットを敷いて身体の負担を軽減しています。
購入したドクターマットは、183cm×51cm×2cmのLサイズで重さ4.5kg、厚み2cmの高反発素材です。乗った途端に全身を包み込む安心感があり、上半身と下半身の向きが逆で身体が捻じれていても足元には安定感があります。身体の重みを吸収し、腰や膝への負担を和らげることで、立ち続けることで痛みが出る不安を払拭しました。
結果、妻も精神的にも肉体的にも台所に立つことを地道にサポートしています。 以前使用していたキッチンマットは、ポリエステルやポリプロピレン、アクリル素材でできていました。マットは洗えるため清潔感がありましたが、滑り止めが擦り減ることがありました。
ドクターマットは、身体の動きにマットがよじれたり、ずれたりすることもありません。ドクターマットは安全性が高く、生活の中に無くてはならない存在です。台所で水を使用する場合も、水濡れや汚れを硬く絞った濡れ雑巾で拭くだけで十分に対処できます。
クッションの耐用年数は2年程度とされていますが、4年以上使用しても「ゆるみ」や「たるみ」といった違和感はありません。万が一、包丁を落として破れたとしても、塩化ビニール樹脂素材のため、ホームセンターで売っている補修材で修復可能です。たかがキッチンマット、されどキッチンマット。このマットは、定年後の理想を追い求める老夫婦にとって欠かせない必需品になりました。
妻の膝痛を和らげ夫婦でトレッキングが出来るよう、日々トレーニングが続けることが出来るのもドクターマットのお陰だと思います。
コメント