戸建住宅が築30年になると、老朽化を気にする方も多いですが、適切なリフォームを行えば資産価値は大きく変わります。例えばスムストックの査定を受けたところ新築時の約7割の価格が提示されました。
リフォームには新築とほぼ同じ額をかけたため、快適性も飛躍的に向上し、もっと高い評価を期待していました。この査定は売却を前提にしていませんでしたが、日本の中古住宅市場でどこまで評価されるかを検証する一つの目的がありました。
次に考えたのは、90代になった時、どのように家を活用できるのかという視点です。将来、子どもがこの家や土地をどう処分するかを含め、30年後を見据えたシミュレーションを始めました。
今は義母と私たち夫婦の3人暮らしですが、最終的には一人でこの家に住み続けるのか、それとも売却して老人ホームに入るのか、または子どもと同居するのか、空き家になる可能性もあります。
空き家は放置すれば老朽化が進み、地域に迷惑をかける恐れがあります。空き家対策として、不動産の賃貸契約やシェアハウス、民泊としての活用、移住体験住宅として運営するなど、様々な選択肢を検討することで、家を資産として有効に活かすことができます。
老後の生活設計には、住宅の維持費や介護施設入居費用、年金や貯蓄、不動産売却などの資産運用計画が重要です。ファイナンシャルプランナーに相談し、介護支援制度や地方自治体の支援を活用し、最後に家をどうするかを家族と共有することで、高齢期の不安を軽減しゆとりある老後が約束されます。
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