義母が「カギ」をかけ忘れないための衝撃の行動2023

親のしつけが命を守ってくれた!2時46分の地震と津波から2021

目次

寝る前の習慣!地震と津波から・・・

小さいころから、寝る前に「明日、着る服をたたんでから寝なさい」と母親に言われていた。65歳になっても未だ寝る前に服をたたんでから寝る習慣がある。朝起きて考えるのが面倒なだけだが、ずーっと欠かさずやってきた。

まさに、その習慣こそが親の躾だったのかもしれないが、東北地方では、津波がきたらいつでも逃げられる備えとして、何世代にも渡って親から子へ、自らの命を守る躾として伝えられていた。
やらなければならないことは直ぐにやる、先延ばしにしないことが大切な教えのようだ。特に、嫌なことは立ち向かうと嫌なことが半分になるが、逃げると倍になる教えにも繋がっているようだ。

靴をそろえる!地震と津波から・・・

津波がきた地域では常に逃げることを意識して、「靴を脱ぎっぱなしにしないで、きちんと並べて置きなさい」と今でも子供に教えている。逃げるとき直ぐに靴が履けるよう、咄嗟に行動出来るように躾けしている。

小さいころ家に来たおじいちゃん、おばあちゃんが、家に上がる前に、脱いだままの靴があると、必ず揃えてから上がり框(かまち)を上がっていた記憶がある。津波対策では無いものの、人を出迎える神聖な玄関は、清潔さを保つ習慣があった。

そのせいか週に数回、雑巾で玄関を拭くことが習慣になっている。親から玄関を雑巾掛けしなさい!と言われたことは一度もなかったが、母親が雑巾がけしていた記憶がある。お陰でいつも気分爽快で運気もいいようだ。

人の話を聞く!地震と津波から・・・

避難所ではデマ情報が氾濫し、人々を振り回すことがあるが、「津波が町を襲った」と、口伝えに聞こえてきていたが、地震発生から3・4時間後に映像を見て衝撃を覚えた。

避難所はどよめいた。その中に、親兄弟を探し現地に向かおうとした若い女性がいた。「電車もバスも止まっているはず。暗い中歩いて向かって貴方が怪我でもしたら元も子もない。明るくなって、状況を掴んでから行っても遅くはない」と避難所に押しとどめた。

幸いに翌朝まで一緒に避難所で過ごした。人の話を聞く姿勢があってこそ自らの行動を律した。彼女は正しい判断をしたと確信するが、普段であれば理屈に合わない話は常識的に判断できるが、非常時はそうはいかない。チョット反れるが、「人がしゃべっているとき口を挟むな!」と、小さいころ兄から叱られた記憶がある。それ以降、無口になった気がするがお陰で聞き上手になったようだ。

ご飯粒を残さない!地震と津波から・・・

幸いなことに、小さいころ腹が減った記憶がない。ひもじい思いをさせないよう、母親がすぐにおにぎりを握ってくれた記憶がある。腹が減ったときは「手間ひまかけず直ぐに食べさせることが大事」と言ってたような気がする。

避難所では、余震の合間、家から持ち寄った食べ物を皆で分け合って食べたことが思い出される。パンにハムを挟んだだけのサンドイッチを作ってきた人が、「あり合わせの物で作ってきたので味は保証できませんが・・・」と言われて食べたサンドイッチ、本当に美味かった。

まさに、母親と同じ思いだったのかも知れない。小さいころに「ご飯粒を残さず食べなさい!」と言われた記憶はないが、多分、おじいちゃんから「物を大切にしなさい」言われたいた気がする。僅かな食べ物を分け合って食べたことに感謝の気持ちで一杯です。

神仏に手をあわせる!地震と津波から・・・

産まれた時から手を合わせる習慣があった。小さいころ、目と鼻の先にある母親の実家で報恩講が行われていた。誰かのひざの上で僧侶の経と法話を聞いて育った。お昼お参りに来た人たちに朱塗りの椀に精進料理とおにぎりが振舞われていた。

人を弔(とむら)う時に唱えるのが念仏だと思っている人が多いようだが、実際は、生かされていることへの感謝として唱えていることが多い。

テレビの特番では、10年目にして未だ現実を受け入れられず、立ち止まったままの人が多いようだ。誰もが順番に還って逝く身であればいいが、色んな約束事で思い通りにはならないようだ。小さいころから、心のよりどころがある人は幸せかも知れない。神仏に手を合わせ、自然に念仏することができる環境で育ったことへ感謝しかありません。

整理・整頓・清掃・清潔・躾5Sで救われた!地震と津波から・・・

整理・整頓・清掃・清潔・躾の5Sは、職場のルールや規律を守ることが業績貢献への秘訣と言われているが、地震や津波などの危機的震災のときにこそ、人の生命を守る最善の手段であった。

事務所では書棚もテレビも倒壊の危険のあるものは壁に固定し、人が下敷きになる被害を避けることが出来た。机の上には、使う物だけを置く習慣が紙の散乱を防ぎ、ペーパーナイフ、ハサミ、カッターが人を襲う状況を避けることが出来た。

父親の背中をずっと見てきた結果が、まさに、従業員を守ったと思った。躾とは、生涯において正しく生きる生き方導く道しるべ(道標)だったようだ。整理⇒Sort(分類する)整頓⇒Set in order(正しい位置に置く)、清掃⇒Shine(輝く)清潔⇒Standardize(標準化)躾⇒Sustain(維持する)。5Sはどうすれば維持できるかが大きな課題のようだ。

義母が「カギ」をかけ忘れないために衝撃の行動2023

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