目次
そもそも、「投資」とは?
❶将来お金を使うため、また将来にお金を残すための「備え」です。
❷「金融商品」を保有し配当金を得る、売買し売買差益を得ること。
❸投資家も企業も「プラス・サム(合計がプラス)」の経済行為です。
❹賭け金総額からテラ銭を差引き一定額を支払う博打とは違います。
❺一方の利益が他方の損失になる「ゼロ・サム(合計がゼロ)」ではない。
❻すぐに儲かる話は「投資」ではない。
❼日々の情報収集と分析力が利益を享受でき楽しては得られない。
❽少しでも損が出ると、気分が落ち込む人は行ってはいけない。
❾価格の動きに、仕事が手につかない人は行ってはいけない。
❿三方よし(売り手よし 買い手よし 世間よし)が投資の理念です。
そもそも、「備え」とは?
❶自己啓発資金
(生涯健康生活を続けるための、能力開発や技能向上のために使うお金)
❷子供の教育資金
(子供の成長とともに、子供が夢を実現するために必要な精一杯のお金)
❸住宅購入及びリフォーム資金
(家族や友人が、気兼ねなく集まることができる場所に使うお金)
❹自家用車購入及び買換え資金
(いつでもどこでも、安全で快適に移動するために必要なお金)
❺老後の生活資金、葬儀・納骨費用
(感動ある生活の実践と、人生最後の清算に必要なお金)
「みずほ銀行 人生100年時代を生きるために」から
そもそも、「金融商品」とは?
❶日本の金融商品取引法第2条第24項により規定される概念。
❷金融資産、金融負債及びデリバティブ取引に係る契約の総称。
❸金融資産とは、土地や現金など現物実態が無い、銀行預金や株式・債券など証書で所有が証明されるもの。
❹金融負債とは、他の企業に金融資産を引き渡す支払手形、買掛金、借入金及び社債等の金銭債務のこと。
❺デリバティブ取引とは、将来にわたる価格変動を回避(ヘッジ)する保険契約の一種。
❻銀行、保険会社、証券会社などが扱う預金、保険、株式、社債、投資信託、外国為替などの総称。
そもそも、「分散投資」とは?
投資のお金を複数の銘柄や商品に分散し、投資の対象を分けることでリスクを減らす投資方法のこと。
❶国内と海外で分けて購入、先進国と新興国に分けて購入(地域の分散)
❷株式、債券、不動産投資信託のREITに分けて購入(商品の分散)
❸毎月積立てで価格変動に惑わされずドルコスト平均法で購入(時間の分散)
❹円、米ドル、など外国通貨建てで購入(通貨の分散)
分散投資の分散とは、多くの金融商品に小分けして分散することでは無く、食品、日用品、ヘルスケア、石油、電力・ガス、通信、医療・福祉など、違う業種や違う地域を見極め、関連性の薄い商品を選ぶことです。
分散投資に向いている人とは?
❶投資を今から始めたいと思う人に適している。
❷値上がりする商品や会社をつかめない人に適している。
❸機密情報に精通していない人に適している。
❹ハイリスクハイリターンを避けたい人に適している。
安定した資産づくりに必要なことは?
❶日本国一国の集中投資は危険(世界には成長率の高い国がある)
❷他国の通貨で預金(一国の通貨で預金しているのは日本人だけ)
❸投資信託(分散投資によりリスクが低く長期の資産運用に向いている)❹ETF(売買の機動性透明性が高く、分散投資効果があり信託報酬が安い)
❺国際分散投資(円以外の資産も投資対象とすることでリスク分散を図る)
国や地域によって異なる景気循環のサイクルを、世界中から享受できるように分散投資します。
文中の言葉の解説
投資信託とは、投資家から集めた資金を株式・債券などに投資する金融商品。
ETFとは、投資信託の中でも株価指数(インデックス)などと同等の投資成果を目指す金融商品です。
ETF(上場投資信託)は、
❶一般の投資信託の場合、1日1回の基準価格で売買するが、ETFは取引時間中いつでも売買できる機動性がある。
❷日経平均株価やTOPIXに連動、基準価格や構成銘柄、構成比率などリアルタイムで認識できる透明性が高い。
❸1つのETFのベンチマークとなる指数は、複数銘柄から算出されており分散投資している。
❹一般の投資信託より人件費や手間がかからず信託報酬が低い。
株価指数(インデックス)とは、株式市場全体の値動きを示す指標で、日経平均株価とTOPIXがある。
日経平均株価とは、日本経済新聞社が算出公表している指数で「ダウ式平均」によって円で表しています。
ダウ式平均とは、ダウジョーンズ社の株式指標で、特殊な株価の変動を考慮して算出された株価のことです。
TOPIXとは、東証1部上場の全銘柄の時価総額を全銘柄数で割った数字です。
日経平均株価とTOPIXの違いは、日経平均は東証1部上場225銘柄の平均株価、TOPIXは東証1部全銘柄。
TOPIXの基準値は、100ポイントを基準値として算出され、現在のTOPIXは約1600ポイントです。
インデックス投資とは、日経平均株価やTOPIX、S&P500など国内外の株価指数に連動させた運用方法です。
S&P500とは、ニューヨーク証券取引所、NASDAQ上場の500銘柄の株価を指数化したものです。
最後に
夫婦それぞれが、この世を去るまでの間、感動を分ち合い、時に感謝の気持ちを表現する手段として「投資」があると思っています。
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