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入れ歯にならないため、今から周到に準備!
日本には6万軒のコンビニよりも多い10万人の歯科医が街なかで診療しています。
地域に密着し充実した医療を提供しているのに、
80歳を過ぎると半数近くが総入れ歯になってしまうのはなぜでしょうか?
2年振りの歯のクリーニング、
クリニック移転の葉書も来ていたので、名前を言うだけで、
久しぶりの予約に感動的な対応を期待していましたが、
電話の奥からは、「口腔内の写真撮影とレントゲン検査、それに3,000円の実費で唾液検査を初診と同じ扱いで行って頂きますので、よろしくお願いします。」
マニュアル通りなのか?素っ気ない説明に、
えぇっ?―また、何で?と、疑心暗鬼になりつつも、
「前回の唾液検査では正常でしたけど、またやるんですか?」
との問いに、
「期間が空いていますので、初診と同じ扱いになりますので・・・」
と申し訳なさそうな説明・・・
「ということは、唾液の検査を拒否したら、受診できないということですか?」
の質問に、
「はい、そうです」
との返答に、
融通の利かない予想外の対応でしたが、思わず「了解しました!」
と予約をいれました。
たかが歯医者、されど歯医者、コンビニより多い歯医者
やっと見つけた虫歯を予防できる歯医者!
融通の利かない歯医者の、メンドクササはありますが、
写真や図解なで見て分かる説明に説得力があり、
予防に力を入れている歯医者だからこそ、
2年振りに行かなければと思いました。
この国には、虫歯を予防しようとする考えがない。
「日本人は、いつも清潔で、きれいな髪型に、綺麗な服を着て、ゴミのない綺麗な街に住んでいるのに、口の中は汚い!と、残念ながら諸外国の評価があります。
事実、むし歯がある日本人は、1993年から2016年までの23年間においては、
5歳から19歳までは減少傾向にありますが、
減っているとはいうものの小学生の20%、中学・高校生で50%、
大学生の80%の大勢の子供達が虫歯になっています。
言うに及ばず、大人の90%以上も虫歯で、特に35歳以上は99%の大人が虫歯で、
日本国中が虫歯だらけで、評価通り口の中が汚い人が多いことを裏付けています。
虫歯を予防しようとする考えは、この国にはないのかも知れません。
この国には、歯周病を予防しようとする考えもない。
歯周病の目安となる、4mm以上の歯周ポケット(歯と歯肉の境目にある隙間)を持つ人は、25~34歳では30%以上で、5年前の2倍になり、35~44歳以上では50%近くが歯周病で増え続けています。
歯周病は骨や歯肉が壊され、歯が骨から抜け落ちる病気です。
歯周病の初期は「歯肉炎」と呼ばれ、歯と歯肉の境目が赤く腫れ、
触れただけで出血し、さらに進行すると「歯周炎」と呼ばれ、
歯と歯肉の隙間が深くなり、歯周ポケットが形成されていきます。
歯周病菌がこのポケットに侵入し、根の先が破壊され抜歯に至ります。
2014年(平成26年)「歯肉炎及び歯周疾患」の総患者数は331万5,000で、
前回より65万人増加し、男性137万3,000人、女性194万2,000人で女性の方が多いようです。(厚生労働省3年ごと実施「患者調査」)
歯周病を予防できる歯医者はどこにいるのでしょうか?
削る、詰める、抜くからは、総入れ歯しか見えない。
いつ、歯医者に行っても、「削る、詰める、抜く」だけの処置が、
口の中が汚いままの状態で治療することから、
虫歯を治しても、また虫歯をつくり、最後に総入れ歯に誘導されてしまいます。
厚生労働省2016年(平成28年)の「歯科疾患実態調査」では、
80歳になっても自分の歯が20本以上ある8020(はちまるにいまる)を
達成した人の割合は、前回の40.2%から51.2%に増加しています。
歯と歯肉の境目の歯周ポケットが4mm以上ある人は、
全ての年代で悪化し続けており、確実に歯周病の予備軍が増えており、
一般庶民は総入れ歯、富裕層はインプラントへまっしぐらです。
「予防医療」を実践できる歯医者だけが、総入れ歯を回避できる可能性があります。
生ごみを排除しないかぎり、虫歯も歯周病も予防できない。
毎日1回歯を磨く人は95.3%、1日2回以上歯を磨く人は77.0%(2016年平成28年)。
それだけ歯磨きが好きな日本人が、虫歯になり歯周病になり総入れ歯になります。
歯を削り、銀歯をつめても、また痛くなり同じ歯医者にいきます。
また、同じ歯医者に・・・
毎日歯を磨いていても、歯のすき間の食べカスかすがある以上、
削っても、詰めても、総入れ歯になるのを待つだけです。
口の中をキレイにしながら、治療を受けなければ永遠に治療は続きます。
口の中をキレイに指導できる歯医者だけが、虫歯を予防できます!
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