貴方は100%持株会だけで、資産形成を続けてきました。
会社の成長と共に、資産が増えることを期待してのことです。
その理念は間違っていませんでしたが、
それは、貴方が会社に勤めているときだけのことです。
当然ながら会社を辞めれば、会社との繋がりは無くなります。
だからこそ、会社を辞める時点で、
その思いをリセットしなければなりません。
貴方は、「自力本願が、他力本願に通じる」と知っています。
度重なる転勤も、自分を試すチャンスと捉え、
何のおごりも不安も無く、ワーケーションとして歓迎していました。
人を生かした結果が、仕事の成果だということを理解していました。
だから、仕事は仕事と割り切りながら、タダで旅行する気分でした。
仮住まいのマンションの個人負担が高額になっても、
ホテル代より安いと考え、旅のベースキャンプとして捉えていました。
その結果、様々な経験と感動がありましたね。
だからこそ、その起点となった会社から身を引くのであれば、
ケジメとして、会社に関わる全てのことを清算しなければならない、
と考えるのは理屈ではありませんか。
退職して新たな人生を歩むのであれば、新たなミッションが必要です。
そのミッションを全うするのに、辞めた会社の株に、
全ての夢を託すのは、無理があると思いませんか。
一株主として会社を応援するのはいいことですが、
もし、そうであるならば、一部の株だけを残し、
後は分散して再投資して下さい。
全ての株に夢を委ねるのは危険です。
新たなミッションには、新たな責任が伴います。
金融担当者の意見を聞ける環境を作って下さい。
そのために、新たに証券会社に口座を開設して下さい。
投資の基本は、長期・積み立て・分散です。
その原則を守らなければ99%失敗します。
それを回避するには、現在の資産を分散するしかありません。
その参考までに、GPIFを勉強して下さい。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2023年度の、
第1四半期の運用状況は、収益率+9.49%(期間収益率)。
2001年度~2023年度第1四半期までの、
市場運用開始以降においても年率+3.97%です。
参考に、普通預金の年率、税引前金利を列挙しました。
◆auじぶん銀行0.20%、
◆GMOあおぞらネット銀行0.11%
◆東京スター銀行0.10%
◆SBI新生銀行0.10%
◆UI銀行0.10%
◆楽天銀行0.10%
◆イオン銀行0.05%
◆ゆうちょ銀行0.001%
◆みずほ銀行0.001%
◆三菱UFJ銀行0.001%
◆三井住友銀行0.001%
◆りそな銀行0.001%
銀行でリフォーム費用と車の購入費用を予算措置して下さい。
老後のプランは具体的に確実に現金で予算措置して下さい。
辞めると決めたら、銀行や証券会社の意見を参考にして、
持っている株を分散して再投資して下さい。
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