義母が「カギ」をかけ忘れないための衝撃の行動2023

デンタルフロスの、フロッシングの効果と歴史!?

目次

デンタルフロス(フロス)とは!

歯ブラシや歯間ブラシでは届かない歯と歯の間、
歯の側面、歯と歯ぐきに付着した歯垢(プラーク)を
取り除く目的で使用する糸状の科学繊維のことです。

フロスで、歯間の歯垢を取り除くことをフロッシングと言いますが、
個人的には、半世紀にわたって虫歯や歯周病を予防できたことから、
「予防のための最強のツール」だと感謝しています!

 

 

フロッシングが最も効果的なステージ

個人的には、歯と歯肉の境目で起きた炎症の初期症状を、
修復する段階までが、フロスの能力を発揮できるステージだと思います。

虫歯や歯周病を予防するためのフロスは、
初期の歯肉炎であれば、
フロッシングで改善することは十分に出来ると思います。

但し、歯肉炎と言えども、医師の診断を仰ぐ手間とお金を惜しんでは、
かえって高くつく可能性があるので要注意です!

 

健康のバロメーターでもある歯ぐきは、
淡い綺麗なピンク色をしていますが、

口の中のネバネバ感口臭、歯ぐきのブヨブヨ感
むず痒さ感腫れ出血痛みなどがある場合は、

予防歯科の専門医において、歯の検査を行ってから、
治療の必要があるかどうか?
何をどこまで治療が必要か?
医師に確認してから、フロスケアを行う大事な一歩です。

 

歯科治療が本当に必要な段階なのか?
フロッシングで症状を改善できる段階なのか?

問診、だ液検査は、口腔内写真、エックス線検査、
プロービング検査、動揺度検査などの検査結果から、
フロッシングが適しているかどうかの判断が必要です。

些細な症状を見逃さず、早期発見・早期治療が、
歯を残すか、捨てるか、の分かれ目になります。

 

 

フロス(フロアフロスの場合)の8つのいい点

➀歯と歯ぐきの境目(歯肉縁)より下の部分の歯肉縁下(しにくえんか)に、
フロスをいれても痛くないので、歯垢を削ぎ取ることができる。

②384本の繊維からできているフロスが、歯肉縁上の歯垢も完璧に削ぎ取る。

③フロスを指に巻いても、握っても、手触りがよく滑りにくい。

④フロスが歯の丸みに沿って、舐めるように滑らせることが出来る。

⑤水で洗い流しながら使っても、滑り具合や吸着性は変わらない。

⑥フロスを二重にして使うと、歯垢を削ぎ取る効果が高くなる。

⑦45mと250mの携帯用と自宅用の2種類の長さがあり便利。

⑧費用対効果が高い。

 

 

フロスの悪い点

➀イラストで使い方をみても理解しにくい。

②口の奥に指を入れることが出来ない。

③以前使ったときの使い勝手から苦手意識がある。

④フロスの認知度がなく信頼度が低い。

 

 

デンタルフロスの歴史

デンタルフロスを最初に発明したのは、
1815年アメリカの歯科医師レヴィ・スピア・パームリーでした。

レヴィ・スピア・パームリーは、
「歯と歯の間をフロッシングすることは、
世界中のどんな歯ブラシや歯磨き粉より疾患の予防につながる。」

と言っていますが、当時はまだ、シルクの糸で作られたフロスは、
貴重品で高価だった為、一部の人にのみ心酔されていたようです。
200年前も今もフロスの信頼度は高かったようです。

 

1947年(昭和22年)アメリカの病理学者チャールズ・キャセディー・バスは、
シルク糸らナイロン製のフロスを発明し、漸く広く一般に普及しました

チャールズ・キャセディー・バスは、
「予防・口腔内のコントロールのためには、
歯ブラシとフロスですべての歯の表面からプラークを除去する必要がある。
フロスが基本的な道具であり、歯ブラシはそれに付随するものである。」

と言っていますが、発明者自身が歯科医の指示通り、
歯磨きしていたにも関わらず、歯周病で苦しんだことが、
チャールズ・キャセディー・バスの学者魂を掻き立てたようですね!

 

口の中を綺麗にする手段として、
いつでも、どこでも、
手軽に使える「フロス」は、
知っている人は得をし、
知らない人は損をしていることを知らない、
悲し物語りの一片かも知れませんね。

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