目次
❶歯周病とは?
硬い歯と弾力のある歯肉(歯グキ)のすき間(歯周ポケット)から細菌が侵入して、
歯肉が丸みを帯びて、赤く膨らんだ状態(炎症)で歯磨きをすると出血や膿(うみ)があります。
赤紫色に腫れあがった歯肉がやせ細り、歯周ポケットの溝が深くなった状態が歯周病です。
むし歯と違い、痛みが出ないことが多く、歯が抜け落ちる寸前に、歯医者に駆け込む人が多いようです。
歯を失う80%以上は、歯周病と虫歯です。
❷歯周病の検査とは?
➀プロービング検査:
歯肉の入り口から隙間の底の部分までの距離(歯周ポケット)を測定します。
健康な歯肉は1~2mm程度、3mmを超える段階での早期発見が歯を救いますよ!
②エックス線検査(レントゲン検査):
歯肉の下に埋もれている歯槽骨(しそうこつ)は、目には見えないので、歯槽骨の溶け具合をレントゲンで検査します。
歯槽骨は再生医療での復活が可能ですが、相当の時間と費用を覚悟した方が良いですよ!
❸歯周病の原因と7つの症状?
歯周病の直接の原因は、歯歯の周りに付く歯垢に含まれる細菌です。
歯みがきによるケアが不十分な歯に、細菌が繁殖して固まった歯垢(しこう:プラーク)となり、
唾液に含まれるカルシウムやリン酸と結合し、石灰化した歯石が、
歯と歯グキの境目に作られるます。
何十種類もの細菌は、この歯石を足がかりに歯周ポケットの奥深くで毒素を出し続け感染を広げます。
歯周病菌の毒素は、歯を支える歯槽骨を溶かし、歯をグラグラして歯を抜け落ちさせます。
➀ 朝起きたときに、口の中がネバネバする。
② 歯みがきのときに出血する。
③ 硬いものが噛みにくい。
④ 口臭が気になる。
⑤ 歯肉がときどき腫れる。
⑥ 歯肉が下がって、歯と歯の間にすきまができてきた。
⑦ 歯がグラグラする。
以上の症状がある場合には、直ぐに歯科での検査をした方がいいですよ!
❹歯周病の治療とは?
➀ 歯垢の除去および歯石の除去。
② 外科的に歯周ポケットの深さを減少させる。
③ 失われた骨を再生させる再生医療を行う場合もあります。
④歯ブラシの毛先で磨く訓練をします。
❺世間の一般的な、歯周病の予防方法?
日本での歯周病に関する先端組織のホームページには、
要約すると、「鏡を見ながら、毛先が磨くポイントにとどいていることを確認し、
小さく横に縦に細かくかき出す様に、円を描く様に、歯と歯肉を傷つけないように軽く磨きます。
1ヶ所につき10回~20回ぐらい1日に最低1度は5分以上かけてゆっくりと隅々の歯垢を取り除きます。可能であれば、毎食後磨くことが理想です。とくに、寝る前に丁寧にゆっくりと磨くことが効果的です。」とありました。
❻一般人の私がやっているの歯周病の予防方法?
歯ブラシの歯磨きと歯間ブラシの歯磨きとデンタルフロスを使ったケアを、
朝・昼・夜、それぞれの生活状況に合わせて、1日合計30分時計を見ながら行っています。
朝は、歯ブラシで3分、歯間ブラシを1分、スッキリしない場合リステリンを20秒もぐもぐ。
昼は、歯ブラシで2分、歯間ブラシが1分、時々リステリンを20秒もぐもぐ。
昼、歯磨きが出来ない場合、歯間ブラシと携行用リステリンでもぐもぐ。
夜もしっかり、時計を見ながら、歯ブラシ15分、デンタルフロスを5分、
奥歯がツルツルにならない場合は、電動歯ブラシ2分、寝る前にフッ素塗布ケアを行います。
虫歯や歯周病の予防は、時間と手間に比例すると確信しています!
同時に、歯は独力で自己防衛できる臓器だと信じています。
「予防」の極意は、楽な方法による甘い誘惑にかられないことかも知れませんね!
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