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家を相続したらすぐにやること!
子供が家を相続したとき、家を放置し空き家になってごみ捨て場にならないよう、
相続した家を「売る・貸す・住む・解体」の4つの選択肢を知って欲しいと思った。
人が住まなくなった家は、傷みが早く老朽化も早く、近隣住民に迷惑である。
放置し荒れ果てて朽ちる前に、相続したら直ぐに4つから選択し行動して欲しいものだ。
家を放置すると税金面は優遇されても、塀が倒れたり、外壁が剥がれたり、
瓦が落下したり、様々なトラブルを引き起こし、地域住民に迷惑をかけてしまう。
最悪の場合、人が亡くなったり、怪我したりして、賠償責任が発生することもある。
❶倒壊の危険
❷アスベストの飛散やごみの異臭
❸景観不全
❹生活環境悪化などが確認されると、
「特定空き家」https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001385948.pdf
に認定され50万円以下の罰則が適用されることもある。
今回、相続した家に住んで生活する場合の問題点と解決策を探ってみた。
まったく、余計なお世話だと思うが、まだ生きている人間からすると、
先々のことをアレコレ考えることが無く楽しい時間でもあるのだ。
まぁー恐らくこのブログを読む前に、処分しているだろうけどねぇ(^▽^)/。
こんなこと、やってたんだぁーと、笑ってくれればそれで十分かなって( ^ω^)
「空き家」にすると大損する可能性がある
「相続」を機に空き家が発生すると言われているが、
人が住まなくなった家は、なぜか傷みが早く老朽化が早い。
其れだけで無く、ごみの捨て場になることもあり地域に迷惑をかけてしまう。
また、塀が倒れたり、外壁が剥がれたり、瓦が落下したり、
様々なアクシデントが通行人を襲うことになる。
結果、人が亡くなったり怪我したり莫大な賠償責任が発生することがある。
一見、節税対策と思っても、思わぬトラブルで大損することもあるだろう。
また、
①倒壊の危険
②アスベストの飛散やごみの異臭
③景観不全④生活環境悪化などで、
「特定空き家」に認定された場合、50万円以下の罰則が適用されることもある。
終の棲家を相続した子供が、空き家にして放置しないための対策2022
「特定空き家」にしないために
相続者と普段から会話することが望ましいことは言うまでもないことだが、
自分でできることを準備しておくのは必要なことだ。
❶土地や建物の登記簿をいつでも確認できるように準備しておく。
❷誰に家を引き継いでもらいたいか明確に意思表示しておく。
❸不動産登記や相続税の計算など法務局や税務署に相談する。
❹自治体の「全国版空き家・空き地バンク」 に登録する。
❺家の中の家財や廃棄するモノを日々分別整理しておく。
❻空き家の管理業者やシルバー人材センターなど連絡先を調べておく。
❼空き家のマッチングアプリを確認し空き家の賃貸、管理業者を探しておく。
❽空き家を解体する業者を調べておく。
❾空き家発生を抑える国土交通省の3,000万円の特例措置を利用する。
普段から家の中を整理整頓する25項目
1.整理箪笥に仕舞ってある何時か着る服は廃棄する
2.物置や天袋、戸棚の中を宝探しの気分で整理整頓し廃棄する
3.書籍やレコード、CD,DVDは買取り業者に売却
4.結婚式や法事、親戚の宴会用に使う食器を買取り業者に売却
5.結婚式や法事の贈答品、お土産の人形、趣味の刺繡を廃棄
6.写真を廃棄するかパソコンにデジタル化するかを選択
7.和ダンスや整理ダンス、古い応接セット、食器棚を最小限に選別
8.大型仏壇を小型仏壇か、現代風の仏壇に買い替える
9.納屋、車庫に仕舞ってある車のタイヤ、家の補修材や道具を整理
10.友人や知人、町内会の連絡先を一覧にまとめておく
11.年賀状を全部止めるか、数枚に減らす
12.パソコンやスマホのIDやパスワードを一覧表にする
13.WOWOWやAmazonプライムの月額課金(サブスク)を一覧表にする
14.リゾートホテルやゴルフ会員権を止めるか一覧表にする
15.銀行口座やクレジットカード預貯金を一覧表にする
16.健康保険や介護保険、生命保険等の毎月の支払を一覧表にする
17.土地及び建物の登記簿をまとめ保管場所を文書で残す
18.土地及び家屋の固定資産税を一覧表にする
19.土地の路線価のコピーと一般的な売買価格を一覧表で更新する
20.住宅のリフォームの履歴、費用を一覧表にする
21.住宅の中古価格のシミュレーションを一覧表にする
22.現在住んでいる家の電気ガス水道代などの固定費を一覧表にする
23.年金収入及びその他の収入を一覧表にする
24.お墓の場所や管理費用を一覧表にし、お墓の処分と永代供養代を一覧表にする
25.延命治療と臓器提供の意思表示を文章にしておく
❶一戸建て賃貸物件を「貸す」を前提にしたメリットとデメリット?
メリット:
❶家賃収入❷資産の保有と有効活用❸再び住むことができる
デメリット:
❶空室リスク❷修繕費用❸確定申告
貸し手にかかる費用として、不動産会社への仲介手数料(家賃の半額~1か月程度)、
管理委託料(家賃の5~15%)、リフォーム費・ 原状回復費、
修繕費・メンテナンス費(毎月一定額を積み立)、火災・地震保険料
固定資産税(1.4%)、都市計画税(0.3%)、所得税・住民税等が必要になる。
❷シェアハウスに改装し「貸す」を前提にしたメリットとデメリット?
ひとつの家に複数の人が共同で暮らす賃貸物件のシェアハウスは、
リビング、キッチン、バスルーム、トイレなどが共同で利用し、
プライベートなスペースを個室で生活できるスタイルになる。
メリット:
❶家賃の収益率が高い❷資産の保有と有効活用❸空室リスクが低い
❹再び住むことができる❺賃貸とは違う差別化が図れる
デメリット:
❶個室が5部屋以下は不向き❷駅から遠いと不利❸初期の設備投資費がかかる
❹管理会社の管理費用が高い
❸民泊に改装し「貸す」を前提にしたメリットとデメリット?
民泊は民家に宿泊する宿泊サービス業であり、賃貸物件の「貸す」という概念では無く、
一時「泊める」という宿泊業である違いが運営の大きな違いになる。
メリット:
❶資産の保有と有効活用
❷民泊許可がある不動産は不動産売買の選択肢が増える
❸民泊利用者は国内外を問わず全世界がマーケットになる
❹利用者が口コミで広がる可能性がある
❺地域の雇用創出につながる
デメリット:
❶設備の破壊や備品の盗難の危険がある
❷ゲストの騒音により近隣住民からの苦情の可能性がある
❸民泊事業の運営条件を満たす必要がある
❹民泊法の営業日数180日以内を厳守する必要がある
❺民泊以外にサービスアパートメント等の収入手段が求められる。
❹借主負担DIY型に改装し「貸す」を前提にしたメリットとデメリット?
賃貸住宅は築年数に応じ空室リスクが高まり、賃料収入が減少する危険があり、
そのリスク回避の為に行った修繕費用が賃貸経営を圧迫する危険もある。
DIY型賃貸借は、オーナーが修繕を行わず現状のまま部屋を賃貸し、
入居者が自らの費用で部屋の改修を行う制度の物件を言う。
DIY型賃貸借は、修繕不足による空室リスクを低下させる対策と考えられる。
メリット:
❶自ら修繕費用を投資しなくても賃貸経営が続けられる
❷事前の契約如何で退去時リノベ効果が高くなっている可能性がある
デメリット:
❶契約前の詳細な取り決めが、契約不成立を招くことがある
❷退去時に想定外の復帰工事が必要になる可能性がある
(2014年3月に国土交通省から発表された賃貸借ガイドラインより)
・貸主は原則入居前や入居中の修繕義務を負わない。(貸主は構造部のみ修繕)
・借主が自己負担で修繕や模様替えを行う。
・借主が自己負担で行った修繕や模様替えは退去時原状回復義務を負わない。
・賃料は市場相場よりも安く設定される
❺お試し住宅に改装し「貸す」を前提にしたメリットとデメリット?
地方移住を考えている人に、自治体主導でお試し移住を斡旋する地方活性企画で、
実際に住んでみて、住み心地や住居環境を体感し移住を手助けしている。
お試し移住は自治体ごとに住居や宿泊施設を用意し移住体験をサポートしている。
賃貸住宅で生活しながら自分の理想の家を探したい人向けの住宅としても機能する。
メリット:
❶賃貸契約は自治体なので借り上げ期間中収入は安定する
❷自治体が物件管理をするので物件の資産価値が守られる
デメリット:
❶自治体が移住体験住宅を募集していなければならない
❷バス・トイレ・キッチン・冷暖房等万全の安全整備が問われる
❸インターネットや日常生活に必要な環境整備に費用がかかる
❹建物と土地が同一所有者でなければならない
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