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フランス2回目のロックダウンに、娘、愕然
フランスは新型コロナウイルスの第2波襲来で2回目のロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。マクロン大統領は10月28日夜、仏全土の外出制限を30日から12月1日まで実施すると発表した。
また、マクロン大統領は、テレビ演説で「感染の第2波は、これまでより多くの死者を出す可能性がある」とも語りロックダウンの正当性を語ったようだ。
ロックダウン前日の29日は、街に繰り出す人が多かった。食品の買いだめではなく、駆け込み観光や駆け込み映画を楽しむ人で街に人が溢れた。幸い、フランス愛の強い娘とフランス人の夫は、前日にイケアの買い物袋に食料を一杯買っていた。夜間外出制限が出ててもなお、感染予防に熱心でないフランス社会の風土から、ロックダウンを警戒していた娘の判断だったようだ。
ロックダウンが出ても、生活用品の買い物や病院へは行けるものの、スーパーではトイレットペーパーなど生活必需品が棚から無くスカスカだったようだ。国民性が違うとは言え感染を予防する意識は日本とは余りにも違うようだ。これが今年最後のロックダウンかも知れないが、経済へのダメージは大きそうだ。反マクロンの勢いとも重なり無差別テロが怖い。
やっとファミリービザが取れたと思ったら・・・
娘は2018年からビジタービザでフランスに滞在してきたが、ようやく、ファミリービザが取れた。ファミリービザには、結婚してる人用のビザと、パックス用のビザと、家族呼び寄せ用ビザがあるようだが、娘の場合はパックス用のビザで、仕事ができることが大きな前進だ。
それぞれのビザの申請内容に若干の違いはあるようだが、画一的な対応ができる日本の役所と違い、不愛想で素っ気ない応対に惑わされたりもするフランスだが、異国の地だからこそ、淡々と笑顔で接することが効果的のようで、それでも日本人は十分恵まれているようだ。ファミリービザは、初年度は1年更新で、次が2年更新になり、2年更新を3回続けたら10年更新になるようだ。
しかしながら問題は、娘にとって決まっていた仕事がロックダウンよって取り消しになることだった。そのため、海外転出届け出してほしいねんーーー!!との嘆きの緊急依頼がきた。マイナンバーカードの一時停止、国民健康保険の停止、国民年金の支払い停止だ。
やっと取れたファミリービザに必要なものとは・・・
❶滞在許可証。
❷パスポート。
❸パックスの証明を申請して送られてきた3ヶ月以内のパックスの書類。
❹フランス人(パックスの相手)の身分証明書。
❺conjoint , concubin ou partenaire pacé : 一緒に住んでいますよ、という手紙。
(自治体によって違い、事前に記入用紙を渡される)
❻フランス国内での収入証明、もしくは銀行残高(2人分)。
❼フランスでの社会的身分を証明する書類(外国人のみ)。
フランス国内において、フランス社会に適応できているどうかを確認するため、
フランス国内の正式なボランティア活動をした先やフランス国内で仕事をしていた先、
フランス国内で通っていた学校の校長などから自分宛てに友好の手紙を書いて貰う。
❽フランスの友達にも2人が一緒にいる事を証明する内容の手紙を書いて貰う。
❾6ヶ月から1年の共同名義の書類(銀行、電気、ガス、家借りた時の書類など)。
特に、国営企業の電気やガスの領収書、銀行の取引実態が最も大事。
❿ビザをvie privée にするに当たっての手紙。必要書類に必要事項を記載。
⓫学校で取得した卒業証明書、通っていた学校の証明書。
⓬写真3枚。
今から行く転出届、に必要なものとは・・・
❶届出できる人は、本人または世帯主及び代理人の3者。
❷届出に必要なものは転出届、届出される方の本人確認書類の写し
(運転免許証,健康保険証等)代理人が届出される場合は委任状、返信用の封筒(名前及び住所を記入,切手を貼ったもの)
❸委任状については、異動元(転出前)の世帯が同一の方が届出される場合委任状は不要。(例1)同一世帯にある夫婦が転出する場合,夫からの委任状が無くても妻が単独で夫婦お二人分の転出を届出できる。(例2)父母と子からなる世帯から子供が単独で転出する場合、子供からの委任状が無くても父又は母が子供の転出届出をできる。
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