高齢者の認知症予防を91歳の義母から学ぶ2022

自分には忘れるだけの予定が無かった

高齢者は番組欄を見て、テレビを見て、また、番組欄を見て1日を過ごす。

そうは言っても、買い物に食事の準備、掃除に洗濯と休む暇がないのも事実だ。

3食のメニューを考え、どこで何を買うか考え行動しなければならない。

家の中にも外にもやるべきことが山ほどある行動責任者は妻であるが、

いつからか、妻は、その様々な行動予定を忘れないため、

カレンダーに予定を書き込むようになった。

書いていても、時々、忘れることがあるが、非難はできない。

なぜなら、カレンダーへの書き込みは大方が妻だからだ。

高齢者の夫は、「オレだったら、忘れることは無い」と内心威勢を張っても、

そもそも、書き込む予定が無い人間に、

高齢者の妻を責めるなんて、とんでもないことだ。

認知症予防が必要なのは妻でなく自分だった

妻は、消化器内科と心療内科、年に数回の歯医者、ヨガ体操、美容院、

友達との買い物、スーパーの特売日、毎月第二水曜日の金属ごみ収集日、

ウィックの調整、子供や友達との食事会などをカレンダーに書き込む。

退職して何年も経った私は、年に数回飲みに出る予定があったが今はもう無い。

予定イコール行動が仕事だった環境から隔絶してすでに6年経ったが、

今では月に3回のブログのアップが唯一の予定であり行動記録になっている。

実のところ、妻に予定をカレンダーに書くように促したのは私だった。

生活のメリハリがボケ封じにいいと思ったからだったが余計なお世話だった。

高齢者の認知症予防は、家族や友人など世間と繋がりが大事だと言うが、

先ず予定をつくることが、人生100年時代を生きるコツかも知れないと思った。

超高齢者の健康老人91歳義母の日常生活

わが家は小屋風3階建て住宅のため、階段を上り下りすることから1日が始まる。

そのため、義母も食事の度に1階2階を往復し否応なしに足腰を鍛える羽目になる。

義母は段差やデコボコ道で、バランスを崩しよろけることもあるが、

一人で通院し、はた目にも至って健康老人そのものだ。

とは言え、事あるたびに「膝が痛くてしょうがない」と愚痴ること多いが、

寝たきりで愚痴るわけでも無いので一切気にしていない。

「健康寿命」とはよく言うが、果たして本人の行い故のお陰なのか?

誰も分からないまでも、目の前にいる超高齢者の「健康老人」の、

日常生活を冷静にみることにした。

❶平らで傾斜がない道は、押し車や杖を使って一人で歩くことができる。

❷階段も一段ずつ手すりをしっかり掴んで上り下りができる。

❸長年の膝痛にも関わらず、咄嗟の用事に瞬時に行動できる。

❹テレビをボーっと見ることが多い。

❺味や匂いいろどりなど料理の評価が無い。

❻便器や便座に汚れが目立つことが多くなった。

❼清潔な衣類と洗濯物の識別が困難になってきた。

❽カレンダーに貼付してある薬を飲み忘れることがある。

❾髪や体の清潔度は低いが一人で入浴できる。

❿たん笥の衣類の仕舞い忘れが多くなってきた。

⓫郵便物や書類の整理整頓ができない。

⓬電気やテレビの消し忘れが多くなってきた。

⓭体の芯から寒いという表現が多くなった。

91歳の健康老人の義母から学び、夫婦でやっていること

❶足腰の強化とともに体幹を鍛えるため、

毎日プランク60秒3回と、1回10秒のスクワット10回続け3ヶ月経った。

❷義母は理解力や読解力の低下に加え意欲低下も著しいため、

私が読む毎日の新聞記事を妻に話すようにした。

❸初めての料理や、初めて行くレストランを増やしている。目標は月1回。

❹遠出をして美術館や博物館に行くようにしている。目標は1年に2回。

❺車以外のバスや電車など交通インフラを利用し動くようにしている。目標は月1回。

❻あらゆるブランドの服を試着し気に入った服を買うようにしている。目標は年2回。

❼10年・20年先の住まいに関する会話を多くするようになった。

❽部屋と廊下、家の中の温度差を無くし寒さ対策をした。

❾カレンダーにプランクとスクワットのやった記録を見える化している。

❿カレンダーには出来るだけ多くの行動予定を書き込むことにした。

カレンダーに予定があると心身ともにメリハリがつく

以前、東京までバス旅で行くとき、遠足の前日のワクワク感が蘇った。

まさに、バス会社に座席の予約をした時点から旅は始まっていた。

新幹線で2時間のところ8時間をかけ走る高速道路は、

自家用車で何度も走ったことがあっても初めて走る驚きの連続だった。

天気もよく角度を変えて眺める富士山は最高だった。

須川高原温泉に予約をしたとき既に源泉かけ流しの加水加温なしのお湯に浸かっている。

また、ヒルズのロブション予約をしたときからフレンチに酔いしれている。

まさに、予定をカレンダーに書いた時からすでに旅は始まっている。

カレンダーに予定を入れることは、心も体もすでに動いている。

見える化でカレンダーに予定をいれるとメリハリがつく

高齢者は、日々の単調な生活を繰り返すことで時間のメリハリを失いやすい。

とは言え、若者であっても、在宅勤務により時間のメリハリを失っているかも知れない。

寝る、起きる、歯磨き、食事、トイレ、入浴、着替えを繰り返す中で、

朝、日を浴び、体内時計をリセットすることで、メリハリがつくと言われている。

レストランで、ウェイターからサービスを受けるだけでもメリハリがあり、

デイサービスでスタッフから受けるサービスも同様にメリハリがある。

家族より第三者からサービスを受けると精神的な癒し効果は高いようだ。

病院(ホスピタル)で、ホスピタリティという治療を受ける前に、

ホテルで癒しのホスピタリティを受け認知症を予防し健康老人を全うしたいものだ。

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