目次
はじめに
75歳以上の高齢者の運転免許証の更新において、
一定の違反歴がある人は「運転技能検査」に合格しなければ、
運転免許証の更新ができなくなっています。
一定の違反歴とは、死亡事故や重傷事故を起こす危険性が高い違反行為を選んでいます。
高齢者は、私も含め将来において、以下の交通違反を犯しかねないと推測しているようです。
これらの違反は、高齢者に限った違反ではないと思いますが、
高齢者が起こす違反は、本人も含め第三者の男性、女性、幼い子供を問わず
死亡事故の対象となり得ると示唆しているようです😅
大変、深刻な事態ですね😱
❶信号無視
❷通行区分違反
❸通行帯違反等
❹速度超過
❺横断等禁止違反
❻踏切不停止等・遮断踏切立入り
❼交差点右左折方法違反等
❽交差点安全進行義務違反等
❾横断歩行者等妨害等
❿安全運転義務違反
⓫携帯電話使用等
「運転技能検査」の合否の基準とは?
実際に普通自動車を運転して、
1)指示速度で安全に走行できているかを確認!
早すぎたり遅すぎたりした場合は10点の減点
2)停止線の手前で一時停止ができたかを確認!
停止線手前で停止出来なかった場合は10点または20点の減点
3)右左折を安全にできるかを確認!
中央線からはみ出した場合は20点または40点の減点
脱輪した場合は20点の減点
4)赤信号の停止線の手前で停止できるかを確認!
確実に停止出来なかった場合は10点または40点の減点
5)段差に乗り上げたあとブレーキを踏んで停止できるかを確認!
停止できないときは20点の減点
警察庁の以下のホームページにおいて、運転技能検査を確認!できます。
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/ginoukensa.html
採点は、100点満点からの減点方式で行われ、
第一種免許は70点以上、第二種免許は80点以上が合格になります😁
検査をパスしても危険が減るわけではない!
「中央線からはみ出した」
「停止できなかった」
場合に減点になるだけで、70点以上であれば合格
生活道路では、例え10cmでも左右に挙動を変えただけでも、
歩行者や自転車、バイクに接触する危険があります。
採点基準は、「中央線からはみ出した」「停止できなかった」で合否を決めますが、
運転技能検査は、試験会場では減点のみで済みます😁
しかしながら、一般道や高速道路では死亡事故に繋がります😱
運転技能検査は、現状の運転能力を確認するだけのものです。
体力が落ちてきた
集中力が無くなってきた
咄嗟の行動ができなくなってきた
動体視力がよわって来た
運転技能検査では、本当の自分の実力を表すことは出来ません!
自分自身のことを一番知っているのは自分だけです。
私も含め免許返納のタイミングを決めるのは自分です。
免許更新は通過点に過ぎません。
自分は万全だと勘違いしないように自分を戒めることが大事ですね😡
内閣府から引用:高齢運転者は単独事故が多い
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r02kou_haku/zenbun/genkyo/feature/feature_01_3.html
75歳以上の高齢運転者による死亡事故は,車両単独による事故の割合が高く、
防護柵や分離帯、標識、信号機、街路灯、電柱、塀や家屋、商業施設への衝突の割合が高いです。
また、75歳以上の高齢運転者は,操作不適による事故が28%と最も多く,
このうちハンドル操作不適が13.7%、
ブレーキとアクセルによる踏み違い事故は,75歳未満が全体の0.5%に対し,
75歳以上の高齢運転者は7.0%で75歳未満の14倍にもなります。
内閣府:高齢者の運転免許保有率は増加傾向
16歳から19歳までの運転免許保有者数は、
1986年(昭和61年)264万人をピークに年々減少し、
2019年(令和元年)は87万人とピーク時のおよそ3分の1になりました。
また、70歳以上の運転免許保有者は、2019年は1,195万人で、
1975年(昭和50年)の13万人の何と90倍にもなりました。
1986年の80万人の15倍で運転免許保有者の14.5%を占めています。
75歳以上の運転免許保有者は、2019年の免許保有者数は,
2009年(平成21年)と比較すると、
75歳以上は約1.8倍、80歳以上は約1.9倍となり増加を続けています。
2021年のデータは、以下の警察庁Webサイト「運転免許統計」に、
更に詳しいデータが収載されています。
良かったら、見て下さい!直近のデータが集計されていますよ!
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo.html
高齢者に限らず事故は自分本位の結果
高齢運転者は、年齢や体力によって大きな個人差が認められるものの、
1)反射神経が鈍くなっておりとっさの対応ができない
2)体力の衰えから、運転操作が緩慢になる
3)長時間にわたる運転継続が難しくなる
4)人への気遣いが無くなり、自分本位の運転になる
5)視力聴力が弱まっていることを認識しない
6)慌てたり、焦ったりして運転操作を誤る
7)自分は大丈夫!根拠のない過信がある
8)見つからなければ大丈夫との独りよがり
9)家族や周囲の話を聴かなくなる
10)年寄り扱いされて怒る
事故をおこしたときの罰則
過失運転致傷罪(かしつうんてんちししょうざい)とは、
自動車の運転において、わき見運転、信号無視、前方不注意、ながら運転など
故意ではなく不注意によって、人を死傷させた場合の罪で、
7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金。
危険運転致死傷罪(きけんうんてんちししょうざい)とは、
飲酒・薬物使用で運転、スピード超過の運転、割り込み・幅寄せ・急停車など
悪質で危険性の高い交通違反によって人を死傷させた罪で、
被害者が死亡の場合1年以上の有期懲役、負傷の場合15年以下の懲役。
建造物損壊罪(けんぞうぶつそんかいざい)とは、
家屋や商業施設、ビル・マンション、倉庫や公衆トイレを損壊した場合5年以下の懲役。
福島市で起きた高齢者の死亡事故
2022年11月19日夕、97歳男性が運転する車が歩道を暴走し42歳女性を死亡させた。
自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の疑いで逮捕された。
男性は福島市内で軽乗用車を運転中、
大型ショッピングモール脇の市道沿いの歩道を暴走。
歩道にいた女性をはねて死亡させ、信号待ち中の車3台に歩道側から追突した。
乗っていた女性4人に軽傷を負わせ街路樹に衝突してようやく止まった。
ブレーキとアクセル「踏み間違えた」と供述している。
男性は2020年の運転免許更新時に受けた認知機能検査は問題なかったという。
男性宅から最寄りのバス停まで、高齢者だと歩いて15~20分。
車の維持費を考えるとタクシーを使っても元が取れる場合がある。
1人暮らしのせいか、夕暮れになってから、なぜ買い物にいくのか?
運転免許更新に必要な「高齢者講習」や「認知機能検査」は功を奏さなかった。
当事者になってはいけない!!
老いることを恥じることなく、
老いることに感謝する!ことが、
事故を防ぐ秘訣だと・・・
自分に、言っています😅😅
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