義母が「カギ」をかけ忘れないための衝撃の行動2023

免許返納後は2人8420円のバス旅が高齢者の交通インフラに最適2022

目次

◎渋滞でトイレをガマンし疲労こんぱい

京都に住む私は、東京との行き来に4年間、自家用車で往復していた。

東京から京都へ帰るとき、名古屋手前で渋滞に巻き込まれることもあったが、

おおむね6時間余りで、ストレスなく快適に家に帰ることができた。

一方、東京に戻るときは京都を何時に出発しても渋滞に巻き込まれた。

東京手前100kmまでは快適に走れたが、

音羽1丁目に帰るには、そこから6時間の覚悟が必要だった。

トイレをガマンし、眠い目をこすりながらハンドルを握りしめ、

やっとのことで首都高からガラガラの音羽通りに辿り着いた。

◎渋滞にあっても、トイレがあるバス旅がいい

平日の朝9時に京都駅から「昼バス」で東京駅を目指した。

交通集中による自然渋滞だったが17時着が2時間遅れでようやく着いた。

初めて乗った2階建てバスは、見晴らしが良く先々が見えて爽快だった。

「昼バス」は2時間ごとにサービスエリアや道の駅に停まるので、

車内のトイレを使うことは無かったが、もしものことを考えると安心だった。

高速道路で事故渋滞に巻き込まれると数時間にわたって長~い駐車場になる。

特に高齢者にとっては、食べるよりトイレが一番厄介な出来事になる。

交通インフラが進み、自動運転の車が増え渋滞のストレスが無くなっても、

流石にトイレの問題までは解消できない。

今回初めて乗った「昼バス」の旅は、

特に、免許返納後の高齢者にとっては、欠かせない交通インフラだと思った。

◎交通インフラにバス旅は最適でも制約も多い

自家用車で移動する場合には、出発時間や到着時間を自由に決めることができるが、

電車やバス旅を利用する場合は、発車時刻に向けて行動をカウントダウンし、

スケジュールを確認しながら行動しなければならない。

また、自家用車での移動には、目的地に着くまでに、

思い立ってすぐに道の駅や観光名所に寄り道できるが、

電車やバス旅には、そういったわがままな行動は一切ない。

とは言え、自由に動ける分、交通トラブルの当事者になることもある。

高齢者は事故だけでなく、突然病気になり運転ができなくなることもある。

そういったトラブルも含め旅の醍醐味なのかも知れないが、

制約があるバス旅の方が、高齢者にとっては最適な交通インフラのようだ。

それでも、自家用車は家からホテルまでドアツードアなので荷物を持ち歩かなくていい。

ホテルの駐車場に車を停め、近くのエレベータに乗り込み垂直に目的地に移動できる。

高齢者にとって、荷物は大敵だ。

スーツケース一をタクシーに乗せたり下ろしたり、引っ張って歩道を歩くことも無い。

高齢者には引っ張る音も気になるが、人にぶつからないよう歩くのはもっと大変だ。

極端な話し自家用車は着の身着のままでもいいが、バス旅ではそうはいかない。

◎それでも、少しでも運動不足と思うならバス旅がいい

歩いて5分のコンビニに、車で行くことが普通になったらバス旅がいい。

荷物を担いで電車やバス旅に出かけると、運動不足が一気に解消できる。

広大な駅には電動カートも、セグウエイも無い。

歩く以外に移動手段がない。

高齢者は時には不自由な環境に身を置いた方が健康には良さそうだ。

昼間の長距離のバス旅は、運転手の休憩も含めて2時間ごとにサービスエリアや道の駅に停まる。

自家用車だと何時間も連続して走ってしまうことがあるが、

長距離の高速バスは労務管理がしっかりしており今では安全性が高い。

何よりもバス旅は気分がいい。椅子からのは見晴らしは最高だ。

トラックの座面より一段高い位置から眺める景色は素晴らしい。

走りなれた道でも初めて見る景色に思わず見入ってしまう。

◎自動車は各世帯に 1 台あることが当たり前

2020 年の統計では、日本には8200 万台の自動車があり各世帯に 1 台ある。

一方、運転免許の所有者の 5 人に 1 人は、 65 歳以上の高齢者ドライバーで、

65~74 歳の高齢者は 1300 万人で 16%、75 歳以上の高齢者は 560 万人で 7%を占める。

香川大学の経済政策研究論文から、高齢者は一般的に、

❶情報を適切に判断できなくなる。

❷とっさの対応に遅れる。

❸長時間の運転が難しくなる。

❹交通環境を客観的に把握できなくなる。

❺ハンドル操作の間違いが多くなる。

❻漫然運転のため前方不注意が多くなる。

75 歳以上の高齢者は、工作物衝突と車線逸脱の単独事故が40%を占め、

75 歳未満の 23%と比べても高い割合を示している。

私を含めた高齢者ドライバーは、元気で意欲があるうちに、

今ある交通インフラを使ってどこまで使いこなせるか、

免許返納後の生活スタイルをイメージし行動しなければならない。

◎最後に、

運転の目的は、

❶買い物

❷仕事、送迎、通院

❸趣味は、 1 割で最も少ない

運転の意味は、

❶交通手段が 7 割

❷生きがいと楽しみが 2 割

運転継続者の 7 割は、「自主返納をしようと思ったことが無い」と回答している。

理由は、「車がないと生活が不便になる」ことが原因だ。

今回、普段なら自家用車で移動するところをバス旅で便利さと快適さを検証してみた。

バス旅の移動も自家用車での移動もそれぞれ一長一短があるものの

好奇心と行動力が旅の醍醐味をもたらすもので交通手段は関係無いようだ。

最も気を使わなければならいのは、何事にも無理をしない

安心安全が前提の旅でなければならないことだ。

今回の旅行で、確かに荷物が一番厄介だった。

駅に着いたら先ずホテルに荷物を預けたが、

そんなに面倒だったら宅配で送ればいいだけの事だった。

いろんな経験を通して、高齢者に最適な旅プランを検討しようと思った。

義母が「カギ」をかけ忘れないために衝撃の行動2023

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