スーツに拘ったのは父の遺伝か前世の遺言か2022年

元気な内にこそ処分

人生100年が現実的になり、健康でシンプルに生きなければと考え、

退職して7年経ったいまビジネススーツをようやく処分することができました。

毎年使わないモノや着ない服を見つけては捨ててきましたが、

何故かビジネススーツだけは、捨てることが出来ず先延ばしにしてきました。

今年、介護が要らない健康的な生活を一人で送ることができる「健康寿命」が、

男性は72.68歳、女性は75.38歳と・・・

あと何年? 指を折ると5年しか無いことに衝撃、

やるなら今でしょ!とばかりに、着ないビジネススーツを処分することにしました。

令和3年12月厚生労働省のデータでは、

平均寿命が延びるとともに、健康寿命も延びており、

運動と規則正しい生活が、長生きのキーワードになっているようですが、

足腰の衰えや気力の減退など、すでに始まっていることから、

元気な内にこそ要らないモノを処分しなければならないと思いました。

もったいないおばけが邪魔をする

しかしながら、いざ捨てようとすると、もったいないおばけが邪魔をしにきます。

袖を通し、鏡を見ると、まるで借り物のスーツを着ている姿に愕然。

ズボンは床を引きずり、上着はぶかぶか。

胴から裾の部分、前身ごろも二回りほど大きくなっていました。

退職して4㎏痩せ、身長も2㎝縮んでいたことを忘れていました。

スーツを戦闘服や鎧と思っていた時代に、これでようやく終止符を打つことが出来ました。

馬子にも衣裳だったスーツは、今ではウェスにもならないただの布でしかありません。

思い出として1着はテディベアに、それ以外はきれいさっぱり捨てました。

数十本あったネクタイも、娘が選んで娘婿にすでに嫁がせることが出来ました。

迷ったときは、袖を通し、鏡に映った自分の姿を見ることが最善の解決策ですね。

スーツや靴は父の過去前世の記憶から

残るは革靴だけですが、捨てる決心がなかなかつきません。

黒の3足の革靴は、かかとだけの修理で終わらせましたが、

もう1足の革靴は、二重の革底と中敷きを張り替える大手術です。

昼の準礼装のディレクターズスーツを着る機会があれば、

高額修理の大義名分があって良いかなぁーと思っていましたが、

娘の結納と姪の結婚式に着て以来、一切のセレモニーが無くなってしまいました。

買う以上にかかる費用にいつしか7年が経ってしまいました。

父親の形見分けのスーツ、オーダーメイドだったのに、

自分にもぴったり合い、ポケットが擦り切れるまで着た記憶があります。

靴もあったように思いますが、流石に足は合わなかったようです。

普段は質素な父も、いざという時はキリっと良いものを身に着けていたようです。

退職してからも後生大事にハンガーに掛けていたビジネススーツも、

父親の遺伝だったのかと、懐かしくも思い出されます。

親しくさせて頂いていた古市真観さんという伏見稲荷の神主で、

比叡山延暦の大僧正だった方が、

無くなった父は前世で、「烏帽子(えぼし)をまとった職業だった」と仰っていたことがありました。

烏帽子は、神職や皇族、公家など、朝廷に出仕するときに日常的に被っていたモノですが、

私のビジネススーツへの拘りは、父の過去世の血筋からだったかも知れないと思うと、

タイムスリップしその時の光景を見てみたいと・・・

結果として、社会人1年目から最上のビジネススーツを身に着けてきたことは、

たとえ自分が鎧を纏っても、人を見かけで判断してはならない。

鎧の格式と気品に惑わされてはならない。

「人は見かけによらず」という教えを、伝えたかったのかも知れないと、思うようにしました。

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