ミシン以外も引き取りますよ!義母は快く承諾2022

目的はミシンの引き取りでは無かったかも?

午後2時ごろ、電話がかかって来ました。

「不要になった品物があれば買い取りますよー」出張買取り業者からの電話でした。

ミシンを廃棄しなければならないと思っていた矢先の電話でした。

ミシンには、家庭用、職業用、工業用とあるようで、

材質、モーターの回転数や速度、耐久性などで用途が分かれているようです。

家庭用ミシンは、ミシン本体がプラスチック製で出来ており、

釜の材質も水平全回転式で外釜が金属製、内釜がプラスチック製、

趣味の範囲であれば8年~10年は使用でき、メンテナンス不要のミシンです。

職業用ミシンは、ミシン本体すべて金属製で、釜もすべて金属で出来ており、

フットコントローラー式で1500針/分のモーターが回転、

1日8時間使っても10年間使用できる専門性の高いミシンです。

工業用ミシンは、すべて金属で出来ており、釜もすべて金属製です。、

垂直全回転式、ボビンケース仕様でモーターの回転数は最速5000針/分、

速度コントロール方式はフットコントローラー式専用で、

作業台に設置して使用する為 収納は出来ないタイプです。

主に縫製工場で使用され24時間使用できるほど耐久性があり、

ミシンオイル潤滑方式の為、定期的にオイル交換が必要なミシンです。

義母が60数年前に購入したミシンは、まさにこの工業用ミシンでした。

2人の子供を女手一つで支えてきたミシンは、まさに宝であり人生遺産でした。

とは言え、義母が90歳過ぎなら、子供も70歳近い年代、

親も子も、後仕舞いが必要な年代になり廃棄の必要性を認識し始めていました。

大人4人でやっと持ち上がるほどの重いミシンは、

リフォームのタイミングで業者に処分して貰えれば幸いという話をしていました。

現実問題引き取ってくれる業者を一軒探したものの高額でした。

義母は、電話をかけてきた業者に、「要らないミシンがあります」と言ったら、

チョット待って下さい!と言って、すぐに別の女性に電話を変わり、

「ミシン以外にも、使われなくなった品物も引き取らせて頂きます」

と丁寧で親身な言葉遣いの女性の誘導のまま、名前と住所を伝えていました。

「明日の、12時から14時までにお伺いします」と、

会社の電話番号と名前を言って電話は切れました。

家に帰ってきた夫婦は、義母から「明日ミシンを引き取りに来るから」と聞かされました。

「大人4人でやっと持ち上げられるミシン、本当に引き取ってくれる」って?

「引き取り金額っていくらぐらい?って、聞いた?」

何も回答が無かった。

「ミシン以外に貴金属とか着物とか、何でも引き取ります」って言わなかった?

「確か、そう言ってたかも??」

「ミシンはもう使わないから、丁度良かった!」と義母の説明。

「不用品無料で回収!」と地域を巡回している業者の中には、

無料だと思って渡したら、高額な金額を請求されたケースもあり、

トラックに積み込んでから、想定外の金額を請求することもあり、

様々な業者がいることへの警戒心は、義母に全くありませんでした。

違法業者の場合、回収した物を不法投棄し、後に無許可の業者に廃棄物委託の罪で、

5年以下の懲役または1000万円の罰金或いは両方が適用されることがあり得ることを、

義母に知る余地はありません。

買取り業者は、電話番号だけを頼りに、電話をかけまくり、

たまたま電話にでた相手が年寄りの一人暮らしだと占めたと思ったに違いありません。

業者の女性は、家に上がり込むことだけを目的に義母を誘導したのでしょう。

「家に招き入れた段階で、家の中のもの根こそぎもっていかれるかも?」

「一人暮らしの家に上がり込んで物を売るまで帰らない場合もあるそうですよー」

「電話番号は業者から買って地域一帯、手当たり次第、電話を掛けるんですよー」。

「家の名前は分からないから、名前と住所を聞き出した段階で勝負あり!」と、

「獲物、見つかった!と、大喜びするんですよー」

「モノがない場合、腹いせに命もっていかれることも想像できますよー」

これからは、

「一方的に掛かってくる電話は、こちらの都合は無視しています。

だから、相手に気を使わないで電話は一方的に切ればいいんですよー」

義母は、うなだれていました。

訪問して購入に関する「特定商取引の法律」においては、

飛び込み勧誘、しつこい勧誘、売らないと言ったにも関わらず勧誘するのは禁止になっています。

買取り業者は、連絡先及び物品の種類、買取り価格、クーリングオフ制度について、

記載された書面の交付、クーリングオフ期間中(書面交付から8日以内)は、

無条件で契約の解除が可能です。

また、買取りの対象外となる物品もあり、

自動車(2輪を除く)、家電(携行出来るものはおOK)、家具、

本・ゲームソフト・レコード・CD・DVD、有価証券などがあります。

翌朝一番に、会社に電話をしました。

「昨日のミシン引き取りの件で、山口さんか有本さんいらっしゃいますか?」

「二人とも仕事に出掛けております」と先方の応対。

「小林が、代わりにお伺いします」とのことで、

ホームページとともに、応対がまともだと思いながら、

「60数年前に購入した大人4人で、やっと持ち上がるミシンって、

本当に引き取って貰えるんですか?」

また、「引き取り費用はいくらぐらいかかるんですか?」と聞いたところ、

「当社は再販目的で買取りをさせて頂く業者ですので、廃品の回収はしておりません」

との回答だったので、キャンセルを伝えると快く承諾してくれました。

結局、業者の訪問は無く、事なきを得ましたが、

一つの教訓として家族がトラブルに巻き込まれることが無かったのが何より幸いでした。

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