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太陽光発電で床暖房をしなくて良かった!
太陽光発電のパネル18枚パワーコンディショナーその他部品工事一式で140万円。
10年前に葺き替えた7寸勾配(35度傾斜)の屋根に太陽光発電を設置するには、
新築当時の屋根に10年前のせた屋根2枚を剥がす必要があり葺き替えに140万円。
更に蓄電池200万円が床暖房設備前の予算でしたが、過去断念した経緯がありました。
わずか数十万の電気蓄熱暖房機「暖吉くん」のお陰で、
1階6畳の和室、玄関、廊下と、2階廊下リビングダイニング20畳が暖かくなりました。
わが家は1990年建築ですが、暖房目安が新築で16から20畳でした。
口コミが少なく不安がありましたが、構造が単純でペチカに似ていることや、
北海道での実績が高いことから、エイヤーと購入しましたが大当たりでした。
2022年1月は18Lの灯油6本使いましたが2月は2本の予定です。
初期費用も手頃で夜間電力を熱源にしているのでランニングコストも低くいと思われます。
但し、1階2階100㎡全てを24時間温めることは出来ず、
暖房の必要が無い部屋はドアを閉め、暖気をコントロールする必要があります。
また、室温を20℃以下にコントロールすることで長時間放熱でき、
エアコンや石油ストーブの灯油が思わず知らず減っているようです。
20℃以下は一見すると寒いように思われるかも知れませんが、
人の動くところが一定の温度に保たれていると1.2℃低くても十分暖かいです。

そもそも、床暖房のメリットは?
床暖房は床下に収納するので、夏場も邪魔になることが無く、
足元から温めることで部屋全体を温めることができます。
火を使わないので蒸気の発生も無いため結露が発生せずカビの心配も無く、
部屋に空気の流れが無いためホコリを舞いあげることもありません。
ふく射熱で部屋全体を温めるので、足元から温め室温以上に暖かく感じます。

床暖房のデメリットは?
初期費用はエアコンや石油ストーブに比べ高く、
部屋の温度が上がるまで時間がかかるため他の暖房機を併用する必要があります。
万が一、床暖房の修理がいる場合、数十万単位の費用が発生する場合があります。
電気式床暖房は、太陽光発電が利用できる場合ランニングコストは低いですが、
通常の電気を使用した場合ランニングコストは高額になります。
温水式床暖房は、オール電化の深夜電力を使えば低コストですが、
メンテナンスが必要です。

温水式床暖房とは?
電気やガスでフローリングの床下に温水パネルを設置する方式で、
ヒートポンプを使った温水式床暖房で代表的なのがエコキュートです。
エコキュートはオール電化の住宅で採用されることが多いシステムで、
割安な夜間電力を利用し貯湯ユニットにお湯を蓄え給湯や床暖房に利用します。
エコキュートは夜の外気温気温が極端に低い地域では効率が低下し、
湯切れがあり家族の人数、タンク容量など十分に検討が必要です。
ガスによる温水式床暖房は排気の2次熱を再利用した潜熱回収型給湯器で、
瞬時にお湯を取り出せるので湯切れの心配がありません。
他にもガスエンジンによる発電と排熱を利用してお湯をつくるエコウィル。
ヒートポンプとガス給湯器を兼ね備えたハイブリッド給湯暖房システムもあります。
寒冷地ではセントラルヒーティングに、灯油を使用する場合も多くありますが、
定期的給油が必要でメンテナンスも必要ですが導入費用は比較的安いです。

電熱線式床暖房とは?
フローリングと下地の間に電熱線のパネルヒーター設置だけなので初期費用は安いです。
サーモスタットや温度ヒューズが内蔵されており安全性が高くメンテナンスも不要です。
一部屋や部分的な小さいスペースを暖房する場合には効果的です。
割安な深夜電力など使用しないのでランニングコストは高いです。

PTC式床暖房とは?
床全体が温度センサーで発熱したり抑えたりして電気代を抑える仕組みがあります。
窓からの日光で暖められと温度の上昇を抑え日が当たらないと温度を上げ調節します。
床の温度によって温度調整をする方式で、床にモノを置いても熱くなりすぎず安心です。
1ミリ以下のシート状の機材で初期費用が安くランニングコストが安いです。
遠赤外ですばやく床を暖め輻射熱で身の芯まで暖めることが出来る特徴があります。

蓄熱式床暖房、非蓄熱式床暖房とは?
蓄熱式床暖房は、一般的に設置費用が高く放熱する時間帯のコントロールは出来ません。
メンテナンス不要で、低コストの夜間電力を使用して、
潜熱蓄熱材やコンクリートに熱を蓄え昼間に放熱する方式です。
ランニングコストが抑えられ耐久性も高く効率的な暖房機です。
非蓄熱式床暖房は、暖房したいときにだけ通電する方式です。