南紀白浜南海トラフの地震による津波は観光客自らの判断で避難?2021

和歌山県は豊富な観光資源に満ちた一大リゾート地

和歌山県は白浜温泉をはじめ7頭のジャイアントパンダが暮らすアドベンチャーワールドなど、

豊富な自然環境に恵まれた日本有数の観光地です。

昭和53年に350万人の観光客を突破し、別府、熱海と並ぶ日本の三大温泉観光地で、

令和元年には3500万人もの観光客が世界各国からも訪れる一大リゾート地です。

宿泊客は、コロナの影響で令和2年は300万人台に落ち込みましたが、

平成4年の680万人をピークに減少しつつも、関西圏からの観光客で賑わい

500万人台半ばを維持しているようです。

今回、南紀白浜の海が見えるホテルに泊まり千畳敷や三段壁を堪能した1泊2日の旅行でしたが、

京阪神からわずか3時間の圏内に、熊野古道や、日本最古の温泉で世界遺産の「つぼ湯」や、

アドベンチャーワール、弘法大師の高野山など、数々の世界遺産や自然豊かな観光地が、

余りにも身近にあることに和歌山県がもつ観光資源に改めて驚いた旅行でした。

避難ルートをGoogleマップで探しホテルを予約

今回は東日本大震災以来、海辺のホテルに泊まるのは10年振りのことでした。

過去の衝撃から海沿いのホテルは恐怖心と警戒心から、無意識に避けていましたが、

道の駅に併設された新たなスタイルのホテルに泊まることが目的でした。

当初予約したホテルは、食事などの制限と海抜が28mで津波の避難マニュアルが無く断念、

当初の目的を達しないまま、同系列の高台に建つホテルに変更しました。

2軒目に予約したホテルも、津波に対するマニュアルの存在は確認出来ませんでしたが、

海沿いに建つ11階建てのホテルから、海抜123mの平草原公園まで5分で避難できるルートを

Googleマップで確認できたので予約する決心がつきました。

白浜町のサイトからも、津波に対する避難先ルートの情報を分かりやすく確認出来ず、

水と食料と防寒着と簡易トイレを車のトランクに詰め込んで出発しました。

そこまで準備して行く価値があるかどうかという懸念はありましたが、

今後の旅行の下調べも兼ねての行動でしたので、ホテルや町がどのように観光客を、

避難誘導しようとしているのかが気がかりで目的を変更し現地に向かいました。。

津波16m死者8万人の被害予想に避難ルートの標識が見えなかった

白浜町のサイトから、令和3年6月の「災害のときの避難地震や津波」をみると、

「津波による緊急を要する避難の場合は原則として、これらの避難施設ではなく、一番近くの安全な高台へ避難してください。地震による大きな揺れが発生した場合は、南海トラフを震源とする地震なら早ければ発生から10分程度で津波が到達しますので、テレビなどの情報や防災行政無線を聞いてからではなく、揺れがおさまったら火元の確認をして、直ちに避難して下さい。

避難場所やそこまでの経路については、日頃から家族や近所で話し合い、いざという時のために備えておきましょう。」「津波からの避難場所は、付近の高台です。

東日本大震災の教訓に学び、想定にとらわれることなく、可能な限り高い所へ避難することが肝要です。」

「マップには、町が把握している初期避難場所(高台等、津波避難ビル、津波避難タワー)を表示しています。この他にも、自宅の裏山など近くの安全な高台への避難をお願いします。」

なお、マップ中の「町が開設する避難所」は、地震・津波の直接の危険性が去った後、避難生活をするために使用するものですのでご留意ください

津波による災害から自らの命を守るため、ぜひ、この津波ハザードマップを活用し、自宅や職場等からの避難場所について考え、毎日の避難訓練や避難路の確認を行いましょう。」

上記サイトから、観光客への避難誘導の方法や避難場所を認識することは困難で、

避難者自らが事前に安全な高台を認識し、揺れと同時に避難するよう呼び掛けているようです。

特に一時滞在の観光客には、宿泊施設や宿泊客への避難誘導に関するマニュアルも無いようです。

「町が開設する避難所は、地震・津波の危険性が去った後に避難する場所」との、

但し書きの通り、間違って非難しないよう細心の注意が必要です。

観光客は、津波から自力で逃げるルートを自ら探してから・・・

東日本大震災の恐怖と対策は現地から遠ざかるごとに、また、時間が経つごとに薄れるのが常です。

政府は、四国や近畿、東海、九州でマグニチュード8から9の巨大地震が今後30年以内に、

「70%から80%」の確率で発生し、東日本大震災を大きく上回る被害がでると予測しています。

静岡県の駿河湾から九州の日向灘にかけての南海トラフ(深さ4000mの海底のくぼみ)では、

100年から200年の間隔で、マグニチュード8クラスの「南海トラフの巨大地震」が発生しており、

2019年5月のデータでは、23万1,000人が死亡、火災、津波で209万棟が全壊及び焼失、

経済的損失は220兆3,000億円に上ると推計しています。

京都市在住の身では津波の被害はないものの、東日本大震災の経験から、

揺れによる家具の倒壊、収納の落下やガラス等の飛散を防ぐ対策を行ってきました。

また、自宅での避難を前提に、水や食料、簡易トイレなどの準備も進めてきた。

国は1000年に1度の「考えうる最大級」として南海トラフの減災対策を行っていますが、

和歌山県の南紀白浜では、観光客が今いる海抜表示や避難ルート案内が見つけられませんでした。

どこにいても自分の判断で避難できる覚悟と準備を怠ってはいけないと思いました。

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