オープンカーのカブリオレは、音場も音像も最高のサラウンドを体感できる車2020

カブリオレは爽快感と解放感に満たされる

オープンカーは成功者がステータスで乗る車、また、『バック・トゥ・ザ・フゥーチャー』のビフが乗る黒いオープンカーのような、金持ちが乗る印象があるかも知れませんが、現実はステータスより実用的なツールとして乗りこなす人が多いようです。

移動手段である車は、家族や友人、同僚が同じ時間を共有する乗り物として、時には誰にも邪魔されない自分だけの部屋として独占できる、いつでも、どこへでも思った時に移動できる手段です。

開ければオープン閉めればクーペのオープンカーであるカブリオレは、屋根が開き窓ガラスが下りると、今まで左右から聞こえていた音が、頭上と後方からも聞こえてきます。

音が広がる空間(音場)や、音がどこでどんな音が鳴っているか(音像)も、はっきり聞き取れ、前方左右に加え、後方と頭上からサラウンドで音を体感することができます。

鳥のさえずりや、枝葉が風にそよぐ音が身体全体を包み込んできます。また、昼は頭上一面に青空が広がり、夜は満天の星空にすっぽり包まれ、爽快感と解放感に満たされます。

カブリオレは第二の人生のスタート

屋根を開け閉めできる1台2役のカブリオレは、実用性は高いが高い買い物に違いない。
従って、実際購入するには、かなりの勇気とマインドが必要だ。
以前マークⅡからクラウンに乗り換えた時、周囲の反響は大きかったが、
今度は反応が薄かった。クラウンを買ったときは、「いつかはクラウン!」と、
耳に胼胝ができるくらい言われたが・・・

クラウンは、サラリーマンが最終章まで辿りついた賞賛だったかも知れないが、
カブリオレには、何の賞賛も無かった。それはそうだ!
退職日最後の日に、初めて乗って行き、見送って貰っただけだった。
再雇用制度を辞退して退職した。
年金を貰えない年代で退職したので、飽きれてモノが言えなかったかも知れない。
これでようやく営業車のクラウンから卒業し、新たなステージに行けると思った。
カブリオレは第二の人生をスタートさせる象徴だった。

クラウンは信頼度の象徴だった

厄年を超えたころ平社員が突然、中部地区の営業責任者を命ぜられた。
転勤先での引き継ぎは、前任者が所有する中古のクラウンの助手席だった。

私の勤めていた会社は営業車を使うか、個人の自家用車を営業に使うか自由に選択できた。自家用車を営業車として使うには、排気量、ボディーカラー、セダンなどのいくつかの社内規定をクリアする必要があった。

前任者が乗っていたクラウンは、得意先から譲り受けた中古のクラウンだった。
総務人事部は規定外で拒否したが、前任者の得意先との信頼度が社長の目につき、
社長の心を動かし鶴の一声でクラウンは営業車に変身した。

営業車マークⅡは地方で社長と挨拶まわり

2年が経ったお盆休みの15日、突然会社から出社命令がでた。
2年前引継ぎを受けた前任者が交通事故で突然亡くなった。
その亡くなった担当者の代わりに、急遽、異動命令を出すため出社命令がでた。
営業責任者だったことから、方々から弔いに訪れ慌ただしくお盆は過ぎた。

お盆明け前任者が勤務していた東京に行き社宅探しをした。
迷うことなく1時間ほどで勤務先から歩いて100mのところのマンションを契約した。
年間200万円の家賃は高かったが、椿山荘やフォーシーズンホテル、神田川沿いは桜の名所だった。それまで乗っていたマークⅡの営業車を会社の駐車場に停めることが最重要課題だった。営業車のマークⅡに乗るのは、地方で自社の社長と同行し挨拶まわりするときだけで、都内で乗ることは皆無の営業車だった。

車を一流の証しに

まもなく営業車マークⅡの、残価設定3年の更新時期がきた。マークⅡを乗継ぎ再契約するか、または乗換えるか選択するタイミングだったが、幸か不幸か気に入っていたマークⅡは製造中止になった。

池袋のトヨタのショールームで、いろんな車をみている間に、目に入ったクラウンを見た途端、前任地で亡くなった前任者が乗っていたクラウンがフラシュバックした。

社長をマークⅡの後部座席に乗せているとき、信頼度を試してみたいと思った。
「地方で挨拶回りするとき、クラウンの方が良いですね!買ってもいいですか?」と社長に直訴した。「自分で買うんだからいいですよ!」と、二つ返事。
信頼度よりお金の問題か・・・? 当然ながら総務人事部も右ならいだ。
マークⅡよりクラウンは箔がつくという考えは、二流から一流への憧れだった。

クラウンは60歳退職で役目を終えた

クラウンが納車されて数日後、夜遅く駐車場の管理人から電話がきた。
センサーが反応し立体駐車場が停止するので、別のターンテーブルに入れ換えて欲しいとの依頼だった。
クラウンの最新モデルは微妙に寸法が大きいようだ。
何度も呼び出されたあげく、駐車場の管理会社から、退去命令が出た。

ビルは自分が勤めている自社ビルだが、ビルトインの駐車場は管理会社に委託していた。もはや誰の権限も忖度も及ばなかったが、一ヵ月先に偶然にも異動になった。

クラウンの役目は終わったと思ったら、今度は自分が出向会社の社長になった。
その後も異動を繰り返しクラウンは60歳退職で役目を終えた。
結局、これを機に自家用車の営業転用の例外は一切無くなった。

非日常を一瞬にして味わうにはカブリオレ

退職後の30年から40年をどう生きるか!65歳までに道筋をつけたい。
そのため人生を振り返り、自分が経験したこと、学んだこと、悔やんだこと、
感動したこと、疑問に思ったこと、勉強したいこと、子孫に遺したいことや人に薦めたいこと等々を、記事にして月3本Web上にブログとしてアップし成果物として蓄積することが必要だと思った。

その上で、日常の気分転換の手段として、時価もお金も体力も使わないで、いつでもリフレッシュできるのはカブリオレだった。都会でも田舎でもどこでも日を浴びることはできるが、場所を変えれば、鳥の声を聴くことも、新緑の匂いを嗅ぐこともできる。

フラットな気持ちを維持するには、毎日の静と動を意識して、自分なりに何か必要な投資を見つけることだと思った。

オープンカーの効能

冬のやわらかい日差しを浴びながら走ると、車内が縁側の昼下がりの気分になり、
遠い昔がよみがえる。新緑の青臭さに春の息吹と生命力を直感し、どんなことがあっても季節が巡ってくることに感謝したくなる。
車の座背に座ったままで、見上げれば手が届くところで超絶の花見ができる。
早朝の木漏れ日を浴びながら走り抜けると、季節の変化を音や光、匂いなど、
色調の変化とともに懐かしさがこみ上げてくる。

頭上に日の光を浴びると、全身の細胞一個一個が元気になり再生され蘇る思いだ。
日を浴びしっかりと寝ることができて、脈拍や血圧が安定し健全な生活が約束される気がする。太陽の無限の恩恵を一身に受けることができるのがオープンカーだ。

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