定年退職前に止めること    「転勤拒否で受けたねたみを消去」

転勤拒否で受けた冷遇

「本社での仕事に興味はないか?
関東地方の大手スーパーの店舗でのある日、

上司からこう告げられた。

隣県の本社への異動内示。
「栄転」の内示だった。実績が評価されたとの思いがあった。
それでも即答はせず2時間の通勤と家族の反対が目に浮かんだようだ。

妻の立場と子供のことを考えると二の足を踏まざるを得なかった。
下した結論は、「うれしい話しですが、転勤は出来ません」
その直後から先輩や上司がよそよそしくなったように感じ始めた。

新年会で酔った部長が「めでたい異動を断って
くそ忙しい時に休みをとったやつがいる」万座のまえでののしられた。

人事評価も下がり疑心暗鬼に陥った。
結局、地元の九州の実家にUターンして転職。

奥さんの「田舎は嫌」との猛反対より、子供の「パパと一緒がいい」で、
先行きの安定感は大手の会社にはかなわないが副業OK!の会社は、
空き時間を町おこしのイベントにも参加し今までより帰宅も早くなった。』

日経新聞12月1日朝刊「転勤拒否で受けた冷遇」より一部抜粋加筆修正し引用。

そんな会社、本当に辞めて良かった!

自分の場合も転勤拒否は、「会社を辞めるしかない」と思っていた。
当時から、内示が出たら行くか辞めるか即答するしかなく、

絶対的命令の内示に、いかなる理由あっても拒否できるものではなかった。
「考える時間を・・・」という回答は、辞めることを意味していた。

幸い、自分には親身になって引き留めてくれた上司がいた。
その上司のお陰で、60歳で定年退職を迎えることができた

大手スーパーの若者が退職したのは、
栄転をねたんだ上司や同僚が原因だったように思う。

大手スーパーだから、先行きが安定というのは、多分・・錯覚です!
上司だけでなく、同僚も組織全体が「ねたみ」に蝕まれた会社が続く筈がない。

副業ができ、町おこしのイベントにも参加し帰宅が早くなった生活は大正解!
妬みからの解放より、反面教師として学ぶことができた貴方の徳ですね!

そんな会社、本当に辞めて良かった。

転勤事情の調査データ

独立行政法人労働政策研究・研究機構が、
従業員300人以上の1万社(2016年)から 転勤事情を調査した資料です。

●転勤の状況
❶正社員の殆どが転勤の可能性がある33.7%
❷正社員でも転勤をする者の範囲は限られている27.5%
❸転勤はほとんどない27.1%

転勤の目的
❶社員の人材育成が66.4%
❷社員の処遇・適材適所57.1%
❸組織運営上の人事ローテーションの結果53.4%
❹組織の活性化・社員への刺激50.6%
❺事業拡大・新規拠点立ち上げに伴う欠員補充42.9%
❻幹部の選抜・育成41.2%
❼組織としての一体化・連携の強化32.5%

●転勤のルール
❶転勤に関するルールの規定がない76.4%
❷明文化して定めている11.6%
❸明文化していないが運用上ルールがある10.1%

●転勤の回数(新卒入社で定年まで働いた場合)
❶国内転勤では1~2回40.6%、3~4回31.4%、5~6回15.3%
❷海外転勤では1~2回81.4%、3~4回5.6%

●転勤配慮の要望
❶男性では、親等の介護75.6%、子の就学・受験38.8%、本人の病気32.6%
配偶者の勤務24.5%、持ち家の購入21.2%

❷女性では、親等の介護48.8%、出産・育児48.3%、結婚38.3%
配偶者の勤務34.7%、子の就学・受験27.2%

●本人が転勤に応じられない場合の措置(家族的事情に十分な理由がある場合)
❶転勤対象からあらかじめ外す64.7%
❷転勤時期をずらした上で、転勤させる40.9%
❸転勤が不要な近隣の事業所へ異動させる22.9%
❹転勤が不要な同一事業所内で類似のポストに異動させる13.5%
❺勤務地限定制度を適用し、総合職から勤務地限定正社員に変更11.7%
❻いずれの措置もとらず、予定どおり転勤をしてもらう3.2%

●転勤時に単身赴任を選んだ理由
❶国内転勤では、持ち家があったため61.6%男性63.0%女性31.7%)。子の就学・受験のため52.8%男性54.6%女性8.3%)、配偶者が働いていたから38.4%

❷海外転勤では、子の就学・受験のため50.3%、赴任地の生活環境が悪いため38.9%持ち家があったため34.1%、配偶者が働いていたから30.8%

●転勤経験の満足度(性別による差はなかった)
❶国内転勤の場合、満足している・やや満足の合計は78.0%。
❷海外転勤の場合、満足している83.1%

●転勤命令に対する認識(転勤は社命であるから、転勤命令に従うのは当然
❶そう思う・ややそう思う合計79.5%、そう思わない・あまりそう思わない合計7.1%
❷そう思う計の割合男性が81.9%、女性が68.9%
❸会社の命令であればどこへでも赴任する割合男性56.2%、女性が37.3%

●転勤・単身赴任に対する認識(できれば転勤はしたくない)
❶そう思うとややそう思うの合計39.6%、そう思わないあまりそう思わない合計30.9%

●転勤・単身赴任に対する認識(できれば単身赴任したくない)
❶そう思う53.5%、そう思わない22.5%

以外にも、単身赴任を選んだ理由が、持ち家だったことに驚いた。持ち家の購入は、教育費や老後費と並ぶ人生の3大支出と言われ、数千万円の支払いは浪費の何ものでも無いという説もありますが、持ち家はステイタスであり日本人の価値観の象徴なのですね。

最後に

日本国内有数の企業であっても、世界で活躍しているからこそ日本でも一流。
だから、将来に渡って安定した企業を選ぶのは甚だ難しいように思う。

それよりは、副業が出来て、町おこしのイベントにも参加、
個人のネットワークが仕事にスキルに多面的に繫がっていく生活スタイルは
退職者の老後の生活のお手本のような生き方に羨ましくも思います。

給与やボーナスから、税金や社会保険料などを差し引いた残りのお金の、
「可処分所得」は、一部上場企業で働いているから多いのではありません。

地元故郷に華やいだ生活が無くても、実家に戻ったことで世帯収入が増え、
電気ガス水道の固定費が減り、都会で暮らすより使えるお金が増え、
豊かな生活が叶えられるでしょう。まさに幸運の極みです。

「行雲流水」のごとく、流れに流されながらも、さまざまに起きる出来事を
❶色眼鏡で見ないように
❷偏った先入観で判断しないように
❸言われて嫌だと思う言葉を使わないように
❹他人を害する自分勝手な行動をしないように
❺社会のルールを破らないように
生活し続けることが、望みを叶える最善の方法です。
長い人生の楽しい一コマであったことを感謝したいものですね。

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