唾液検査をやっている歯医者が、虫歯の予防を実践!

唾液検査が虫歯予防の第一歩!

唾液検査(サリバテスト)は、う蝕(うしょく:虫歯)や歯周病のリスクを唾液の性質と量を測り判断する検査方法です。

唾液検査は、保険適用外で患者の自己負担3,000円+消費税が一般的のようです。

むし歯になる原因は、歯質の強弱唾液の強弱食事の影響虫歯菌の影響など、個人個人によって原因が違うので、唾液検査及び各種検査を判定、その診断結果に基づいて治療予防ケアを行う必要があります。

唾液は、唾液の量唾液の力の強さが人によって異なるため、唾液検査において虫歯に対する抵抗力を判定し、全身の健康状態に即した歯の治療と予防が叶えられます。

 

唾液のパワーが虫歯を予防!

食事をすると口の中が酸性に傾き、歯の成分であるカルシウムリン酸溶け出しますが、唾液が中和にもどし歯が溶けるのを防ぎます。
そのため、食事の回数が多いほど、修復作業が追い付かず虫歯の悪化に繫がります。

❶唾液は、舌の味覚細胞を刺激し、消化と吸収を助け、体の健康状態を保ちます。

❷唾液には、抗菌力があり唾液量が多いほど風邪やインフルエンザを予防します。

❸唾液は、むし歯や歯周病に付いた食べカスや汚れを洗い流し菌の増殖を抑えます

❹唾液は、菌の繁殖を抑え口臭を予防、何よりもむし歯を予防します。

 

唾液検査とは、どういう検査?

➀5分間、無糖のガムを噛みながら、唾液がたまると検査容器に移し量を測ります。
唾液が多く出るほど、口の中を早く洗い歯を強くし、抗菌作用を発揮します。

②唾液をつけた検査用紙の色の変化で、酸性に傾いた口の中が中性に戻る力の強さを判定します。

食後は歯が溶けやすくなるので、唾液が口の中を中和し歯を守りますが、その中和の力を調べ再石灰化が始まるまで、どれだけの時間がかかるか?を判定、虫歯への危険度を判定します。

歯の質の良し悪しを判断する指標にもなる唾液の中和力は重要な検査です。

③むし歯の元となるミュータンス菌と、むし歯を進行させるラクトバチラス菌を培養します。

ミュータンス菌は、3歳までに親から感染すると言われており、ラクトバチラス菌は、被せ物、詰め物のすき間から入ってむし歯を悪化させる菌です。ミュータンス菌とラクトパラチス菌の培養結果から虫歯へのリスクの総合判定します。

ミュータンス菌が多い場合は、虫歯になりやすいので菌が増えないように、歯垢(プラーク)を除去、ラクトバチラス菌が多い場合は、すでに虫歯が進行中の可能性があるので、甘いものを控えることと、食後ケアの指導を強化します。

 

唾液検査をやっている歯医者は少なかった。

私が住んで居る人口13万人の市区町村にある52軒の歯科に、
6月4週目の月曜日に、一斉に電話で調査をしました。
調査目的は、1回の予防ケアにも3回以上の通院が必要なため、
車で1時間離れた歯医者と、同じ予防技術を持った歯医者を近所で探すことでした。
技術は十分評価できるものの、杓子定規で融通が利かないのが動機でした。

◆52軒の内7回のコールに出なかった歯科は4軒、48軒(92%)で調査ができました。

電話での質問は3つです。

1つ目は、歯のクリーニングをしていますか?

2つ目は、歯のクリーニングの中で唾液の検査をしていますか?

3つ目は、口の中の写真を撮っていますか?

 

結果は次の通りです。

◆1つ目、歯のクリーニングを行っている歯科は、48軒(100%)でした。

応答があった全ての歯科で、「クリーニング」をやっていましたが、
「やっています」と即答したのは3割で、
残りの歯科は「クリーニング」の言葉が聞き慣れないのか
「歯石取りですね?」と、
自問自答しながら「やっています」と返答がありました。

◆2つ目、歯のクリーニングの中で唾液検査をやっている歯科は、2軒(4%)でした。

殆どの歯科で、「何のために、何で?」と不思議そうな声でした。

◆3つ目、口の中の写真を撮っている歯科も、2軒(4%)でした。

「患者からの要望があれば撮る」「治療段階で必要があれば撮る」と回答した歯科が8軒ありました。
「歯のクリーニングの中で写真を撮る」ことについても、唾液検査同様「何で?何のために?」といった雰囲気の怪訝そうな声でした。

 

歯のクリーニングを行っている歯科で、唾液検査と口腔内写真を撮っている歯科は2軒とも同じ施設でしたが、クリニックのホームページにおいて、「予防医療」の明確なメッセージが無かったので、片道1時間かけて今まで通り通うことにしました。

予防医療を実践している歯科が想像以上に少ないことに愕然です。
この国から、虫歯が無くなることは無いと確信したときでした。

 

 

唾液検査を始めとするあらゆる検査が予防を実践!

虫歯は、全身の健康状態を改善し歯質を強く、
唾液の質と量をあげることで、
歯の自浄作用が高まり、
歯の抵抗性を強くし、虫歯菌を予防できます。

また、食事をする度に虫歯菌が糖分を取りこみ酸を放出し、
虫歯菌が増殖するため、
フッ化物の多い歯磨き粉を使い、
歯間ブラシやデンタルフロスを使って、
口の中を綺麗に保つことが、最大の虫歯予防になります。

また、唾液検査でミュータンス菌ラクトパラチス菌の検査などの、
客観的データに基づいた診断があるからこそ、
必要で適切な処置が可能になります。

さらに、口腔写真やレントゲン撮影なども、
視覚的効果を高め、日々の歯の手入れに、継続性を持たせます。

内科や外科では、尿検査や血液検査など、検査データを元にして、
診断と治療を開始しますが、歯医者では熟練の技がモノを言うようです。

歯を失う一番の原因は歯周病で、痛みなどの自覚症状がないまま進行し、
気付くと総入れ歯になってしまいます。
一般的に症状があってから、歯医者に行きますが、
定期的な歯の健診で、早期発見、早期治療が望まれます。

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