低料金なのに、価格以上の満足な宿100選、青森「不老ふ死温泉」

 

費用は全て自前、だからこそ、「価格以上の満足な宿」だけを選りすぐってご紹介したいと思います。

 

メンタルヘルスを向上させる宿

今回、ご紹介したいのは、黄金崎不老ふ死温泉
(こがねざきふろうふしおんせん)です。
青森県の西南部にあり、南側は秋田、北側は鰺ヶ沢、西側の日本海の海原に面した源泉かけ流しの宿です。

小さいごろ、家から3kmほど離れた砂浜に、自転車で行ったことがよく思い出されます。冬の荒波にえぐられた、背丈ほどの今にも崩れそうな、砂の壁を、走り抜けるスリルを味わっていたような記憶があります。

ニュージーランドのカンタベリー大学とミシガン州立大学の研究者が、「海がよく見えるところに住んで居る人は、精神的健康の改善に関連している」とHealth&Place誌に発表しています。

住民たちを、ビーチや海など水がある「青の空間」と、公園や森がある「緑の空間」に分けて、不安や気分障害などの精神状態について調査した結果、海の眺めがいいところにいる人は、メンタルヘルスの向上にいい」というものです。
(Living Near The Sea Can Improve Your Mental Health Rael Science, Selected by Rael, 5 May 2016)

今回は、波しぶきがかかりそうな、日本海のパノラマを見ながら温泉に浸かるメンタルヘルスに最適な温泉宿をご紹介したいと思います。

 

 

今回の、価格以上の満足な宿は、不老ふ死温泉です!

不老ふ死温泉は、青森県の日本海に張り出した黄金崎突端の高台にある一軒宿です。
雄大な日本海と水平線、岩礁に打ち寄せる波と一体となったひょうたん型の露天風呂に浸かって眺める景色が絶景の温泉です。

宿がある青森県深浦町は、北前船の寄港地で、風まかせ帆まかせの北前船が、湊で風が吹くのを待つ「風待ち湊(かぜまちみなと)で栄えました。「風待ち館」には、3分の1スケールの北前船「深浦丸」が展示され歴史の息遣いを感じさせる町です。


 

 

熱の湯、傷の湯、美肌の湯の3つが不老ふ死温泉

不老ふ死温泉の湯は、52℃の湯が地下200mから毎分400L湧出。湯口では透明で空気に触れると茶褐色に変わる源泉かけ流しの温泉です。

塩化物泉でよく温まり「熱の湯」と言われ、また殺菌効果が強く、「傷の湯」とも言われており、メタケイ酸や炭酸水素イオンが多く、肌触りが良く「美肌の湯」とも言われています。

不老ふ死温泉は、黄金色の濁り湯に浸かって、夕日を眺める露天風呂が有名ですが、本館の「黄金の湯」パノラマ露天風呂」もまた雄大な海原を見下ろし、水平線が見渡せる絶景スポットでもあります!

 

 

不老ふ死温泉に車で行くには、

❶東北自動車道、浪岡ICから、国道101号線と大間越街道を約88km走り約2時間で到着します。

❷秋田自動車道、能代南ICから、国道101号線と大間越街道を約57km走り約1時間30分で到着します。

 

 

 不老ふ死温泉に公共交通機関で行くには、

❸JR奥羽本線、新青森駅から乗車、JR五能線を経由しウェスパ椿山駅で下車、送迎バスを待ちます。

❹JR奥羽本線、秋田駅から乗車、JR五能線核停深浦行を経由しウェスパ椿山駅下車、送迎バスを待ちます。
ウェスパ椿山駅で発着時間に合わせて送迎バスが待機しています。


「リゾートしらかみ号」の場合は、予約は不要です。
「普通列車」の場合は、0173-74-3500まで予約が必要です。

 

シングルベッドがあり一人旅にも気兼ねなく泊まれる

部屋のタイプは、和室、洋室(シングルベッド、ツインベッド)和洋室があり、全客室数は70室です。2名1室1泊2食で1人11,490円から宿泊出来ます。

 

 

マグロ水揚げ青森県ナンバーワンの漁師町

白神山地の伏流水が流れこむ深浦の海は、質のよい水産物が多く、中でも不老ふ死温泉がある「深浦町」はマグロの水揚げが「大間町」をしのぎ、青森県全体の約半分を占めています。

 

不老ふ死温泉の料理も、漁師町ならではの新鮮な郷土料理が、質・量ともに十分満足できる内容だと思います!

 

深浦町では、深浦産の天然本マグロを三個の小どんぶり(マグロ刺身丼、マグロ片面焼きステーキ丼、マグロ両面焼きステーキ丼)にして、天然本マグロをふんだんに使った料理を町ぐるみで提供しています。本場漁師町のおもてなし料理、ぜひ一度は味わってみる価値十分にあります!

 

 

 

不老不死温泉の奇妙な名前の由来とは?!

紀元前3世紀頃、秦の始皇帝に、徐福という占い師であり医術錬金術師が訪れ、「東の海には千人が住む三神山(さんしんざん)があり、そこには不老不死の霊薬があると」進言したそうです。
中華統一を成し遂げた皇帝が、不老不死の霊薬を手に入れるよう命じ五穀の種や童子童女や技術者など3000人が船に乗り蓬莱へ出発しましたが、二度と帰っては来なかったと司馬遷の『史記』に載っているようです。

不老不死温泉とは何とも奇妙な命名だと思いました。
東方の三神山とされる「蓬莱」「方丈」「瀛州(えいしゅう)」のなかで、後に現在の日本を指す「瀛州」の青森から鹿児島まで至る所で不老不死の薬を探したとされ、もしかしたらこの地に寄ったかも知れないという期待から「不老不死」と名付けたかも!?と、歴史ロマンを思い馳せました。果たして真実は・・・

 

 

不老ふ死温泉は絶好の「青の空間」!

 

不老ふ死温泉は、世界でも最大級のブナ自然林が広がる世界遺産白神山地など、美しい風景を満喫できる青森県・川部駅と秋田県・東能代駅を結ぶ全長147.2kmの五能線沿いにあります。

秋田駅から「リゾートしらかみ」に乗り継ぎ、東能代駅から五能線に入り、白神山地を車窓から望み、あきた白神駅の付近から左手に日本海を眺め青森へ向かうルート。

また、新青森駅からも「リゾートしらかみ」に乗り継ぎ、五能線へ向かい、弘前からは岩木山を左に、鯵ケ沢駅からは日本海を右に、左手には白神山地を眺め秋田を目指すルートなど、メンタルヘルスが気になる人に、打ってつけの「青の空間」が広がっています!

みちのく東北は、厳しい自然がいっぱいだからこそ、メンタルヘルスに最高なのです! ぜひ、ありのままの自然を・・・!!

 

 

あとがき

「低料金なのに価格以上の満足な宿」を書こうと思った動機です。私は、東日本大震災が起きた時、仙台で勤務していました。

1000年に一度の大地震、最も大きな被害をもたらしたのは「津波」でした。幸い、仙台市内では、家財が壊れただけで家族共に無事でした。ただ、電気が止まり、ガスが止まり、水が出ない生活は初めての経験でした。

時間が経つにつれ、お湯に浸かりたいと思いました。そんな折、東北各地の旅館で、被災者を受け入れると宿泊料を補助するという復興支援制度ができました。

お陰で、方々の温泉宿を毎週のごとく巡り、源泉かけ流しの加水加温なしのパワーを知ることになりました。

それまで、温泉は豪華な建物に、豪華な食事、着物を着た仲居さんから走り回る娯楽リゾート地でした。

源泉かけ流しの加水加温無しだからこそ、24時間いつでも入浴でき、低料金なのにリッツカールトンのクレドにも勝る宿があることに驚きました。

当時、金曜日の晩から泊まって月曜日の朝、温泉宿から出勤することもありました。温泉の素晴らしさもさることながら、こんなにも「お金と時間」を効果的に使えることに感謝でした。

一人でも多くの人に、効果的な「お金と時間」を経験して貰いたいと思いこの記事を書くことにしました。

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