退職して初めて自分らしい肩書がつけられる

 

退職はリセットされ社会に返却

退職は、社員証、社章、携帯、パソコン、アカウント及び名刺1枚まで貸与された全ての備品を返却し、入社当時と同じ真っ新な状態にリセットされ社会に返却されます。

あるとき、新聞広告で無料セミナーの募集をみつけました。高齢者福祉に関するテーマでした。ネットで申込みましたが、勤務先、勤務先住所、勤務先連絡先、役職など、退職したものには到底入力できる情報がありません。自由業はエラー表示でした。結局、参加資格がなく断念しましたが、その時初めて、会社を辞めたことを実感しました。

 

一億総活躍社会には自由業は存在しないようです。

熟年、実年、新老人、アラ還、高齢者は、起業するか、再就職しない限り、退職後は「エラー」の肩書が付きまといます。

セミナー参加の動機や目的を重視した参加条件であって欲しかったです。少なくとも会社に雇われている人間より、熟年、実年、新老人、アラ還、高齢の退職者を招いた方が協賛会社も良かったのではないかと思います。

一部、大手証券会社では定年を70歳まで延長したとの記事もありますが、むしろ、一旦会社からリセットされた人間の方が、視野が広く柔軟な思考に参加価値は高いと思いましたが残念でした。

社長の名刺と笑顔の名刺

10数年前、従業員50人の会社で社長を経験しました。稟議書を上げることも無く、自らの考えで行動できる絶好の機会でした。

最後まで業績はよくありませんでしたが、試行錯誤のなか営業マンの名刺を作り替えたことがありました。

名刺は会社案内であり、自己アピールのビジネスカードですが、面談出来ない場合もメッセージを残し印象付けます。そのことから存在感と足跡を残すため写真入りの名刺を作りました。お金が無かったので、名刺の裏面に協賛会社と称して損保会社の広告を入れて費用を捻出しました。

社長の名刺が誇らしかったこともあり、社員にも立派な名刺を作りたいと思いました。一方、万が一、会社が倒産しても自分の実力を信じ新たな環境でも仕事に励んで欲しいという願いの表れでもありました。人間味を引き出す写真撮影会は盛り上がりましたが、実際にその名刺を使うのには抵抗があったようです。「笑顔は努力に比例する」というモットーから、どんな困難にも立ち向かってくれると信じてのことでした。

 

会社の肩書は記号

今まで、主任、課長代理、営業所長、支店長、社長、先生、部長という肩書がありました。

「役職が人を育てる」とよく言われますが、本当にそうでしょうか。その疑問は私だけかも知れませんが、人とどう接するか。人をどう活かすか。その思いの強さに比例したものが肩書でなければならないと思います。

肩書の喪失は、会社の中で通用する記号が消失するだけです。

肩書を会社に返却したあと、新たな肩書を見つけることがこれからの人生には大切なことだと思いました。

会社で養ったスキルを退職後も使わない手は無いと思いました。

熟年、実年、新老人、アラ還、高齢者、シニアの肩書を払拭し、自分にあった肩書を思いのままに付けるチャンスがようやく来たと思いました。

享年33歳の芥川賞作家、中島敦(なかじまあつし)は、「人生は何事も成さぬにはあまりにも長いが、何事かを成すにはあまりにも短い。」と言っています。志を立て日々過ごすことができれば幸いだと思いました。その為に、先ず自分にあった肩書を見つけることにしました。

 

自分らしい肩書候補20

今すぐに、自分に付けることができる肩書20件を書き出しました。資格が要らなく、自分が得意とすること、今自分に興味があり、これから勉強したいことを肩書として付け一歩踏み出そうと思いました。「未来とは今である」を実践したいと思いました。

 

イノベーションクリエイター:新しい活用法を創造する製作者、作家、著作家、芸術家が肩書の職業ですが、曖昧なカタカナに魅力を感じました。

温泉研究家、秘湯評論家:自分のお金で泊まった一般客の目線の感想を紹介したいと思いました。旅行雑誌に載らない、ここは良くないがそれ以外は最高の。ここを記事にしたいと思いました。源泉かけ流し加水加温なしの旅館が故に、また少人数の経営故に低料金で行き届いたおもてなしがある、ウオシュレットがないことを諦めさえすれば最高の秘湯の宿やいい温泉を紹介したいと思いました。

快適生活研究家:毎日暮らす家の中のチョットした工夫や転勤で引っ越した先の住まいの知恵などを紹介したいと思いました。

晩ご飯クリエイーター:キッチリ3食とって気付くと1年半で5kg減量、妻が作る夕食の献立と写真を紹介したいと思いました。

シンク・クリエイター:退職で気付いた台所の洗い物や片付けについて、最も機能的なルールを紹介したいと思いました。

家計改善アドバイザー:限られた収入から優先順位をつけ支出に対する理念と戦略を紹介したいと思いました。

今日用今日行く編集部:退職後、暇な毎日をどう過ごすか今日用と今日行くの一例を紹介したいと思いました。

餃子評論家:パリのミシュランオーナーも認めた、子供が作った餃子の奥義を紹介したいと思いました。

スイーツ評論家:甘いものに特化した最新事情の取材を紹介したいと思いました。

暮らし研究家:Twitterトレンドで流行っているものの中の不満や要望や、日々の暮らしの工夫と癒しを紹介したいと思いました。

クレーム研究家:日常の生活のなかにあるトラブルやクレームの事例と対処法を紹介したいと思いました。

コミュニケーションクリエイター:悩み相談に対する違和感のある回答に、自分流の考えを紹介したいと思いました。

カーフェリー評論家:意外なほど快適なフェリーの船内とプチクルーズの楽しさを紹介したいと思いました。

無事故評論家:何が安全運転か。事故とハインリッヒの法則を紹介したいと思いました。

朝参り評論家:京都のお寺の朝のお参りの参加時間と行き方を紹介したいと思いました。

お茶まるごと評論家:数々のハーブの特長と香りが持つ癒しの効能と日本茶の味わいを紹介したいと思いました。

老後安泰応援部:老後の投資活動を店の訪問から投資経過まで実践的に紹介したいと思いました。

リフォーム評論家:リフォームの業者選定、工事開始から支払いまでの問題点と解決策を紹介したいと思いました。

こんぶ評論家:こんぶの歴史と昆布の選び方、昆布の料理などを昆布にまつわる全てを紹介したいと思いました。

アフィリエイト、ブロガー: ネット・ビジネスで利益率が高く、在庫をもたず、定期収入が期待でき、小資本で始められ、パソコンがあれば始められ、場所を選ばない職業を紹介したいと思いました。

 

シルバー人材センターで肩書をみつける

植木の剪定、清掃、駐車場管理、介護サービス、家事・援助サービス、育児・支援サービス、親孝行代行サービス、空き家管理、買い物支援、修学旅行 班行動等の付添いなど、一億総活躍社会を契機に様々な職種経験の機会をシルバー人材センターに見つけることが出来るかも知れないと思いました。

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