義母が「カギ」をかけ忘れないための衝撃の行動2023

非常持出し袋は収納ボックスに!地震と津波から命を守る!!2021

毎年3月11日が近づくと、「備えあれば憂いなし」と新聞やテレビ、ネットに装備品が異なる「非常持出し袋」の広告が賑わう。非常持出し袋に可能な限り詰め込めば、快適な避難生活が送れるかのように捉えてしまう。確かに、あの非常時に持出すことができれば幸いなことかも知れないが、どこに設置すれば持出すことができるか、2時46分の経験からその設置場所を考えておく必要があると思った。

立っていることが出来ない震度7の揺れは、床に這いつくばったまま、けたたましい警報音と室内の物がぶつかる音に怯えながら、ひたすら揺れが収まるのを待つだけだ。

何回も襲ってくる地震に、今度また大きな揺れがきたら、自分の家が自分のマンション倒壊するかも知れないという不安が急に襲ってくる

一刻も早く、その場から逃げ出そうと携帯を探すが、テーブルの上に置いてあったはずの携帯はどこにも無い。倒れた重いテレビを跳ね上げ、テレビの下を探すが無い。アンプもスピーカーも跳ね上げたがそこには無い。

食器やコップが割れた食器棚の下にあるかも知れないと、食器棚の下を探すがそこにも無い。

足の踏み場が無いぐちゃぐちゃの床に新聞や雑誌の下に挟まっていた。もう少しで踏んづけていたところだ。早く外に出ようと、玄関に向かうが、玄関の花瓶が割れ、クツや傘が散乱し靴が見当たらない

「火事です!緊急です!直ちに避難して下さい!」

と止むことがない警報音とサイレンが鳴り響く最中、冷静に「非常持出し袋」を
持出すことができる人は何人いるのだろうか。

確実に持出すには、どこに設置した方がいいか?普段からどこに非常持出し袋を設置して置くのがベストなのか、もう一度、当時の状況を振って考えてみた。

●テレビを片手で持ち上げると、ブラウン管の内側にヒビが入っていた。

●吊り下げていたペンダントライトが壁や天井にぶつかって粉々だった。

●食器やガラスのコップが割れ食器棚の扉も引き出しも飛び出していた。

●砂糖や塩、調味料の瓶や缶が散乱、醤油瓶が戸棚から落ち破壊された。

●ナイフやフォーク、スプーン、鍋、やかん、包丁全てが飛び出ていた。

●電子レンジ、炊飯ジャー、トースター、ミキサー等が破壊されていた。

●冷蔵庫から瓶や缶、冷凍食品が飛び出、牛乳がこぼれ卵が割れていた。

●コップのガラスの破片や、湯飲みのかけらが、床一面に散乱していた。

●新聞や雑誌、郵便物、ペンやハサミ等の文具が床一面に散乱していた。

●便座の蓋が外れ便座も歪みコンセントが外れペーパーが散乱していた。

●倒壊したたん笥から、全ての引き出しが飛び出、衣類が散乱していた。

●室内の物干しにかけてあった洗濯物が、ぐちゃぐちゃに散乱していた。

●下駄箱に仕舞ってあった全てのクツや傘が飛び出玄関が散乱していた。

この光景以上に、非常ベルと緊急のサイレン、そして「火事です!救急です!直ちに避難して下さい!」のスピーカーから流れる警報音と、鳴り響くサイレンの音に、心臓の鼓動が激しくなった。今が、まさに緊急事態だということを、これでもか、これでもかと恐怖心が襲いかかってきた

当然ながらエレベーターは停まっている。余震が続く最中、必死に携帯を探し、非常階段を駆け下りた。

耐震構造の建物は、壁に亀裂が入ることで、建物の倒壊を回避する。非常階段の金属部分が剥がれ突起物で手を怪我する危険があった、革の手袋は必須だと思った。また、ビル上部から予期せぬ落下物の危険性があったので、ヘルメットも必須だと思った。最後に、出来れば防寒着を着て逃げるべきだったと思った。

数分間続く震度7の揺れのなか、家の中は既に足の踏み場が無い。非常持出し袋を背負って逃げるより、身の安全を確保することで精一杯だった。

非常持出し袋は、津波や建物の倒壊の心配が無ければ、揺れが収まってから家に取りにいけばいい

逃げるときにどうしても持って行かなければならない物もある。その場合は家の外の安全な場所に「収納ボックス」を置いて、その中に仕舞っておくしかないと思った。

高齢者がいる世帯、幼子がいる世帯などでは、「オムツとおしりふき」「哺乳瓶と粉ミルク」「匂い消しのビニール袋」「乾パン」など、排泄処理に必要な物等々を特に保管しておく方がいいと思った。

家の外の収納ボックスに保管するのは、面倒で出費もかかり、現実的では無いように思うかも知れないが、その非現実に対応するには、収納ボックスに仕舞っておくことが必要だと思った。

義母が「カギ」をかけ忘れないために衝撃の行動2023

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