目次
会員制リゾートクラブの特徴とは?
❶レストラン、プール、大浴場などの施設が充実している。
❷リゾートマンションや別荘を所有するより維持管理費が安い。
❸山、海、湖など複数の観光地にありスポーツ施設も充実している。
❹日本国内の施設は、ほぼ日本人だけの宿泊で気兼ねなく過ごせる。
❺仕事上の接待として、また、友人と気兼ねなく過ごす場所として重宝。
❻会員権の所有と年会費、都度の宿泊利用料と飲食料金が別途必要。
❼年末年始やゴールデンウイーク夏休みなど予約が取りづらい可能性がある。
❽数千万の会員権、数十万の年会費と数万円の都度利用料は高級ホテルが有利。
別荘、リゾートマンションの特徴とは?
❶事前予約が必要なく、いつでも好きな時に利用できる。
❷不動産として資産運用価値がある。
❸各種税金、火災保険や電気ガス水道の固定費と建物修繕費がかかる。
リゾートホテルの特徴とは?
❶レストランやプールなどの付帯設備が充実している。
❷マリンスポーツ、ウィンタースポーツ、テーマパークなどレジャーを満喫できる。
❸繁忙期は宿泊料金が高く予約が取れないことが多い。
会員制リゾートクラブの「エクシブ」の特徴
リゾートトラスト株式会社が運営する「エクシブ」は、国内会員制リゾートクラブ業界において、会員数17万人の25年連続シェアNo.1を獲得する、売上高約1500億円の企業である。
その代表的な、会員制リゾートクラブを例にとると、60歳前後の金融資産で1億円以上を保有する中堅企業のオーナーや医師などの富裕層が会員で全体の9割を占めている。
その中でも70~75歳のアクティブシニア層が最も多く利用している。
「エクシブ」は、1室を会員14名で共有し、年間26泊(365÷14)がオーナーに割り振られる約2,000万円の会員制ホテルである。
会員権を取得する理由は、転売を目的としたものではなく、実際にホテルを利用しリフレッシュすることが目的であり、新規会員の8割以上は既存会員からの紹介である。
「2016年度グローバル・ウェルス・レポート」によれば、日本の富裕層の数は、2015年209万人、2016年283万人、2021年までの5年間で富裕層人口が27%増加し360万人に達するとしている。
会員制リゾートクラブの現状と展望とは?
1億円以上の純金融資産を保有する富裕層の増加に伴い、
新たな設備を装備した豪華な多機能施設が開発される。
外国人富裕層が高級ホテルに泊まることが一層増えることで、
ホテルの予約が困難になり一層施設が開発される。
会社の福利厚生施設や会社の接待用としての利用がさらに増える。
医療施設や介護施設を併設し、外国人富裕層にも対応できる
ホテルとホスピタル両面からも対応できる健康リゾート産業が開発される。
退職後に会員制リゾートクラブがいらない理由!
高級な会員制のリゾートホテルの会員は、中堅企業のオーナーや医師などの富裕層が多く、休む間もなく働き続ける彼らは、日々、身も心も休めることが出来ず、つかの間の休みを、リゾートホテルに逃げ込むしかないのである。
利害関係者と顔を合わせることがなく、隔絶できる居心地のいい場所は他には無い。
健康だからこそホテルで癒されに行けるが、一旦、病気になると、ホスピタルで治療という癒しを受けることになる。
所詮は、ホテルもホスピタルも語源がホスピタリティ(癒し)なのだから、
向かう目的は同じだ。
一方、仕事を離れ、制約のない自由な時間を生きている人達は、
今までの目まぐるしい日々からは、すでに解き放されている。
もはや、日々の緊張感を和らげるために、
癒しをもとめリゾートホテルに行く必要は無くなった。
気力とわずかなお金があれば、フェリーでも客船でも乗って大海原を見ればいい。
閉ざされた環境で、瞬時の判断を求められる環境でなければ、
富裕層の行動パターンを真似る必要はない。
日本全国津々浦々走っている夜行バスに乗る方が、感動が大きいかも知れない。
多様な生き方を楽しみたいものだ。
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