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70歳以降の移動手段をイメージ
今から5年後60歳で購入した車を70歳まで10年乗り続け、70歳を機に軽四に乗り換え経費を抑える決断をするか、また、免許を返納し加害者になる危険性を排除する決断をするか、あるいは、安全性と利便性を担保したレベル3以上の車に乗り換え、いつでもどこでも出かける手段を確保するか、5年間所有した自分の車の経費実績から、10年間の総費用額を算出、70歳以降の生き甲斐と安全性を担保した高齢者世帯の移動手段について、費用対効果を通じてイメージを膨らませた。
今乗っている車の10年間の総費用は月額13万円
現在の車は消耗品が高いことからランニングコストは高くなる傾向がある。
❶諸経費税金を含む車の購入費用は、10,000,000円(月額84,000円)
❷3Lの自動車税10年間で510,000円(月額4,250円)
❸車両保険10年間で643,200(月額5,360円)
❹車検4回と消耗品費用10年間で1,200,000円(月額10,000円)
❺夏用タイヤ4本と冬用タイヤ8本の購入費10年間で800,000円(月額7,000円)
❻タイヤ保管料10年間で300,000円(月額2,500円)
❼年間10,000km、燃費1L8km、GAS1L160円10年間で2,000,000円(月額17,000円)
10年間の費用≒15,600,000円年間≒1,560,000円で月額≒130,000円
仮に、軽四に乗り換えた場合は月額3万円
70歳を機に、経費を抑えるため軽四に乗り換えた場合のシミュレーションをした。新車の軽自動車の資産価値は4年と言われているが、今回1年間1万km、10年で10万kmを設定しているが、軽四に乗り換えた場合は近場の買い物中心の生活になり、月間250km年間3.000kmが現実的な走行距離になると思われる。
❶諸経費税金を含む車の購入費用2,000,000円(月額16,700円)
❷0.66Lの自動車税10年間で108,000円(月額900円)
❸車両保険10年間で300,000(月額2,500円)
❹車検4回と消耗品費用10年間で300,000円(月額2.500円)
❺夏用タイヤ4本と冬用タイヤ8本の購入費10年間で120,000円(月額1,000円)
❻タイヤ保管料不要0円(月額0円)
❼年間10,000km、燃費1L15km、GAS1L130円10年間で870,000円(月額7,300円)
10年間の費用≒3,700,000円年間≒370,000円で月額≒31,000円
テスラモデル3に乗り換えた場合の総費用は月額6万7千円
70歳になっても、いつでもどこでも旅する夢を叶えるため、自動運転ができる電気自動車に乗り換えた場合をシミュレーションした。1年間1万km10年で10万kmを想定しているが、自動運転技術が進んでいれば走行距離はもっと増え月額費用は上がるかも知れない。
❶諸経費税金を含む車の購入費用は、5,000,000円(月額42,000円)
❷1Lの自動車税10年間で250,000円(月額2,100円)
❸車両保険10年間で643,200(月額5,360円)(現在の車と同じ費用)
❹車検4回と消耗品費用10年間で1,200,000円(月額10,000円)(現在の車と同じ費用)
❺夏用タイヤ4本と冬用タイヤ8本の購入費10年間で360,000円(月額3,000円)
❻タイヤ保管料10年間で300,000円(月額2,500円)
❼年間10,000km燃費1L53.6km(米国EPA)GAS1L160円10年間で280,000円?(月額2,400円?)
10年間の費用≒8,000,000円、年間≒800,000円で月額≒67,000円
安心安全な車はレベル3以上でなければならない
自動運転のレベルは、車を動かす主体が「運転者」か「システム」かによって分かれる。システムがどこまで関わるかによってレベルが上がる。
レベル1➡運転支援車
レベル2➡運転支援車
レベル3➡条件付自動運転車(走行領域限定)
レベル4➡自動運転車(走行領域限定的)
レベル5➡完全自動運転車
現在乗っている車は、一部運転を自動化できるもののアダプティブクルーズコントロールのみが搭載され、レーンキープコントロールの搭載が無く、縦方向の直進性では衝突回避は可能でも左右の横方向にシステムは対応していない。
レベル3は作動状態記録装置、ドライバーモニタリング機能、サイバーセキュリティ対策、ミニマム・リスク・マヌーバー機能が搭載され、ぶつからないための安心安全機能が事故を回避する。近い将来、高齢者が運転する車はレベル3以上でなければならないと思う。
年齢の弊害は他人事ではない
車はいつでもどこでも思いのまま出かけられる重宝な移動手段である。70歳になっても片道500kmを走る意欲があれば、レベル3以上の電気自動車で安全装置が万全なランニングコスト低い車に乗り換える方が賢明だ。
一方、意欲とは逆に年齢とともに運転技術や注意力が散漫になる状況は必ずやってくる。タクシーの運転手は定年が75歳と言われているが、個人タクシーの運転手には定年がない。正面から走ってくる車の挙動から、歩道側に広めのスペースを空け、真ん中寄りに走ってくる高齢のタクシー運転手を見るたび他人事ではないと思う。
高齢者は安全装置が万全な車に乗ることを運転の条件にした方がいいようだ。
免許返納でUber Taxi(ウーバータクシー)のサブスクを利用
買物で片道5km程度月間300kmも走らないのであれば、軽四の電気自動車があればベストかも知れないが、免許を返納し公共交通機関に委ねる覚悟も重要な決断かも知れない。
高齢者の老後の生活に、どういう移動移動手段がベストかを考える必要があるが、軽自動車でありテスラーであり、車の運転は常に自らが加害者になる可能性があることを自覚しなければならない。
人生の後半に取り返しのつかない事態を避けるには、都市部で生活している高齢者は免許返納を必須にした方がいい。または、今はまだ国内には無いが、Uber Taxi(ウーバータクシー)に、サブスク(サブスクリプション:subscription、一定期間定額料金で利用するサービス)というサービスがあれば、月間3万円以下のプランがあればウーバーを移動手段の一つとして検討したい。
そもそも、ウーバータクシーとは
Uber Taxi(ウーバータクシー)は、ウーバーは2014年に日本へ参入した。日本のタクシー市場は世界で2番目に大きなマーケットと言われており、現在、政府が認定した国家戦略特別区域の淡路島、福岡、福島、福山、広島、神戸、京都、名古屋、大阪、仙台、東京、横浜において約2000台が走っている。
ウーバータクシーは、ライドシェア【Ride(乗る)をShare(共有)する】でスタートした。運転手と移動したい人を結び付け、相乗りで目的地に向かう相乗りマッチングサービスの会社だ。スマホによる正確な需給マッチング、運転者と同乗者が相互評価できる安心感や、乗車前に所要時間と料金を確認できる利便性の高さに定評がある。
日本では一般人が自家用車を使って有償で他人を運送することは「白タク行為」になり、旅客自動車運送事業に違反する。一般ドライバーを対象としたライドシェアは、営業許可を持つ事業者の車両以外での有償乗客輸送を禁ずる「道路運送法」に抵触するため、ウーバータクシーは日本では一般のドライバーではなく、プロのタクシードライバーと利用客を結ぶサービスとして日本に進出した。
Uber Plusの日本版サブスクがあれば免許返納が増える
一部外国においては20ドルで20回の乗車、40ドルで40回の乗車といった定額の料金でUberに乗ることができるサブスクリプション「Uber Plus」モデルがすでに存在する。
ウーバーは従業員の会社に対する愛着心を強化し個人と組織が一体となって成長する「エンゲージメント」を高めている。タクシーの運転手も安心安全な仕事に従事できることで、女性の雇用も促進されることになる。高齢者の忌まわしい事故を回避するためにもウーバーのサブスクは必要だ。
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